ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライト監督の4年ぶりの最新作「ラストナイト・イン・ソーホー」 が12月10日(金)より全国公開。

【写真を見る】アニャ・テイラー=ジョイは映画「ニュー・ミュータント」でも話題に

ロンドンの異なる時代に存在する二人の若い女性たちがある恐ろしい出来事によって、それぞれが抱く“夢”と“恐怖”がシンクロしていく本作。

■これからの映画界を担うキャスティングに注目

キャストには「ジョジョ・ラビット」で脚光を集め、M・ナイト・シャマラン監督最新作「オールド」にも出演する新鋭、トーマシン・ マッケンジー、そしてNETFLIXオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」でゴールデングローブ賞ミニシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞した最注目の若手女優アニャ・テイラー=ジョイというキャストも話題。

トーマシンとアニャは、

■映画界でも話題沸騰の本作

ホラーの帝王スティーヴン・キングは「捻りの効いたタイムトラベル。この作品は特別だ」とTwitterで評価。

そのほか「ジョジョ・ラ ビット」監督のタイカ・ワイティティは「とても素晴らしくてスリリング」、「ザ・スーサイド・スクワッド」監督のジェームズ・ガンは「エドガー・ライトの手腕、経歴、キャスティング含め、最高の一作」、「クワイエット・プレイス」監督のジョン・クラシンスキーは「この美しくメロディアスな悪夢は、 大好きなジャンルへのラブレターだ」と大絶賛。

■エドガー・ライト監督がサウンドトラックに込めた思い

このたび公開されたのは、前作「ベイビー・ドライバー」でその印象をさらに強いものにした、エドガー・ライト監督の音楽へのこだわりと 愛情が垣間見える特別映像。 「若い頃は 60 年代の音楽にハマってた。両親のレコードを聴いてね。音楽はタイムマシンのように当時へと誘ってくれる」とライト監督が語るように、劇中では、冒頭から60 年代の楽曲が次々と流れる。

「60 年代の女性シンガーを多用したかった。ダスティ・スプリングフィールドサンディ・ショウ、ペトゥラ・クラーク、シラ・ブラック・彼女た ちの曲はメロディアスでそれでいて少しダークなんだ」 とも語る通り、劇中でもレコードが至るところで登場し、現代に生きながら 周囲に馴染めず一人きりのエロイーズ(トーマシン)のヘッドホンから漏れ聞こえたり、ダンスや歌唱シーンはもちろん、それ以外のシー ンでもストーリーや登場人物の心情に寄り添い、その楽曲の歌詞、背景をもって巧みに紡がれているところもポイントのひとつ。

■音楽のこだわりは監督に留まらず…

エロイーズが夢を通じて辿り着いた60年代のソーホーで、歌手を夢見るサンディ役を演じたアニャは、「エドガーは音楽と映画が大好きで周りの人に刺激を与えるの。音楽が時代や場所を定める。手を引いてその世界を経験させてくれる感じね」と振り返る。

また、ライト監督と共同脚本のクリスティウィルソン=ケアンズは彼が集めた音楽を聴きながら脚本を執筆、さらにキャストたちには脚本を読む時用のプレイリストを作成したという本作における音楽と脚本の熱く密接なつながりを感じずにはいられない裏話も。

そんなこだわりのつまった楽曲にのせて映画は進むにつれ、徐々に二つの時代が溶け合うように感じることができるはず。予想しなかったストーリー展開、輝きを放つキャスト、ロンドンの街並み、ファッション、そして音楽に身を任せてこの魅惑的な、めくるめく “夢”の世界に没入してほしい。

映画「ラストナイト・イン・ソーホー」12 月 10 日(金)公開/ © 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED