12月10日、東京・六本木のビルボードライブ東京で「USEN MUSIC AWARD 2021」が開催され、Adoが「2021 USEN ARTIST OF THE YEAR」を受賞した。

【写真】涙ぐむ場面も…吉幾三も登壇

2020年10月にリリースしたメジャーデビュー曲「うっせぇわ」は、ミュージックビデオ&ストリーミング累計再生回数が4億回を突破し、社会現象に。2022年1月26日には初のCDリリースとなるアルバム「狂言」の発売が予定されている。

音声のみで出席したAdoは、「今年一番印象に残った楽曲ということですよね?もう規模感が掴めません。私はだんだん感覚がおかしくなってきてて、他人事のような感じになっています。でも、ただただすごいことだなって思います」と、「うっせぇわ」の反響の大きさについての率直な気持ちを明かし、「怒涛の怒涛の怒涛でしたね。怒涛まみれ(笑)。次から次へと、普通に生きていたら起こらないであろう事が、私の周りでは起こりました」と今年を振り返った。

来年の“挑戦”を聞かれると、「一体どんな年になるのか?っていうのもありますが、ありがたいことに、どんどんいろんな方に知っていただけて、応援してくださる方がたくさんいらっしゃって、Adoという名前が大きくなったので、きっと来年も大きくなるのかなって思っています。Adoとして何か面白い特別なイベントとか、他のアーティストさんがやってこなかったことができればいいなと思っています」と答えた。

そして、「いつも私の歌を聴いて、応援してくださり、ありがとうございます。まだまだ未熟者ですし、皆さんのことを振り回してしまうこともあるかもしれません。皆さんの支えになっていたら嬉しいですけど、私も皆さんに支えてもらってばかりなので、もうちょっとカッコよくなりたいですね(笑)。アルバムもライブも素晴らしいものになると思いますので楽しみにしていてください。いつも応援ありがとうございます!」というメッセージで締めくくった。

また、USENの60年の歴史の中で最も支持された楽曲に贈られる「USEN 創業60周年記念特別表彰 リクエスト」の累計1位に「雪國」が選ばれ、吉幾三が登壇。吉は「60年間でのリクエストが一番多いというのをさっき聞いたんですよ」と驚きの表情を見せた。この曲を作った時のことを聞かれると、「元々はこういう歌詞じゃなかった。ものすごいエッチな歌詞で、口では言えません(笑)」と明かした。

2022年は50周年に突入する吉は、「いろんないい人に出会えたんです。別れもありましたけど…」とちょっと涙ぐむ場面もあったが、「人に恵まれた50年だったかな。人に恵まれるというのは一番の財産ですから」と笑顔で語った。そして、今年を振り返ってどうでしたか?と質問されると「散々な一年でした」と即答。「仕事はねぇし、結構埋まってたコンサートもほぼキャンセルになりまして。来年も散々な一年じゃないですかね(笑)」と自虐ぎみに答えて、会場を和ませた。

本イベントには、吉幾三のほかに、「2021 年間 USEN HIT ランキング」J-POP部門1位のAwesome City Club、演歌歌謡曲部門1位の氷川きよしが登壇した。

Ado/※ザテレビジョン撮影