株式会社世界文化社は2021年12月2日に発売した絵本『王さまのお菓子』の重版を決定いたしました。


■「幸せのお菓子」がもたらす小さな奇跡の物語、発売即重版
1月のフランスで親しまれるお菓子、ガレット・デ・ロワ。このパイの中にはフェーヴという陶器の置物が隠されており、それを引き当てた人には1年間の幸福が約束されると言われています。そんな幸せの象徴とされるフェーヴと、3人の子どもたちのひと時の小さな奇跡を描く絵本『王さまのお菓子』は、発売直後からSNSを中心に「キュンとする!」「幸せな気持ちになる」と話題に。多くの方からのご好評を博し、このたび発売即重版が決定いたしました。


<あらすじ>
ミリーは、とうきでできた おにんぎょうです。
豆つぶほどの大きさで、フェーヴとよばれています。
「さあ、いっておいで。きみは だれを しあわせにするんだろうねえ」
パティシエのブランさんに そういわれたミリーは、アーモンドクリームがたっぷりつまった パイのなかへ。
ミリ―が中に入ったパイが買われていった家には、男の子の兄弟と、お母さんが病気のために預けられている女の子がいました――。

主人公・ミリーのモデルとなったフェーヴと、ガレット・デ・ロワ

本書の魅力は、なんといっても石井睦美さんの抒情豊かな文章と、くらはしれいさんのクラシカルで異国情緒あふれる絵の調和です。自分ではない誰かのための幸せを願うミリーと子どもたちの思いやりを、ガレット・デ・ロワに親しむフランスの文化とともに描きました。

<著者コメント>

『王さまのお菓子』の刊行を記念し、PAPER WALLエキュート立川店では12月末までパネル展・フェアが開催中。モデルになったフェーヴも特別展示しています。また、12月26日(日)より三省堂書店池袋本店でもパネル展が開催予定です。


<著者プロフィール>
文:石井 睦美(いしい むつみ)
作家、翻訳家。『五月のはじめ、日曜日の朝』(岩崎書店)で毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞を受賞。『皿と紙ひこうき』(講談社)で日本児童文学者協会賞、『わたしちゃん』(小峰書店)でひろすけ童話賞を受賞。作品に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、『100年たったら』(アリス館)、『まいごのてがみ』(世界文化社)など多数。

絵:くらはし れい
岐阜県生まれ。イラストレーター。絵本や書籍の挿画、パッケージのイラストなど、幅広い分野で活躍中。自身のサイトではオリジナルグッズの制作・販売もしている。作品に『レミーさんのひきだし』(小学館)がある。


<刊行概要>
『王さまのお菓子』

■発売日:2021年12月2日(木)
■定価 :1,650円(税込)
■発行 :株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/441821822X

配信元企業:株式会社世界文化ホールディングス

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ