11月26日から12月8日にかけて、SKE48がホームである名古屋・栄のSKE48劇場で「SKE48 ユニット曲特別公演 対抗戦」6公演を開催した。

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同イベントは、6人の6期生メンバーをリーダーに、抽選でメンバーを6ユニットに分けて劇場公演を実施。全公演終了後にファン投票を行い、優勝チームには番組出演や特別公演などの特典が与えられるというもの。12月8日にはユニット「僕らのくじ引きヴィクトリー」の公演が行われ、6公演すべてが終了し、ファン投票も10日夜6時よりスタートした(※20日[月]夜6:00締め切り)。

そこで、今回は各チームのリーダーを務めた6期生メンバー(青木詩織北野瑠華日高優月井田玲音名鎌田菜月熊崎晴香)に話を聞き、終演直後の心境や投票権を持つファンに向けたアピールコメントなどを話してもらった。

■「すてきなわたしたち」リーダー・鎌田菜月コメント

――「すてきなわたしたち」の公演のコンセプトと、ステージを終えた今の感想を教えてください。

最初に「どんな公演にしたい?」ってメンバーに聞いたら、カッコいい曲とかかわいい曲とかを交互に組んだりして、ファンの方をいい意味で振り回して疲れさせたいっていうのがコンセプトとして出てきて、それを軸に今回の公演はやらせていただきました。

あとは個人的趣味で、「天使のしっぽ」で“猫耳”を着けるなら他の子にも着けてほしいなっていうのが(笑)。自分が好きというのもあるんですけど、ファンの方に「天使のしっぽ」で推しが出てこないからってガッカリしてほしくなくて。「それなら全員に着けてもらえば解決じゃん!」って思って“猫耳”をゴリ押しした結果、ヤバい人みたいになりました(笑)。

公演が終わった今は「無事終わったー…!」って気持ちが強いですね。楽しかったですし、初日のチームなのでレッスン期間も決して長くはなかったんですけど、短い期間でもメンバー同士で新しい発見があったりとか、距離が縮まった感じがしたりして、うれしさをお互いに感じられたりしました。

チームを横断しての活動って大事だなって感じましたし、欲を言えば今日のメンバーでまた公演やりたいなって、公演が終わった今だからこそ、めちゃめちゃ思っています。

――今回の公演をやるにあたって、大変だったこと、苦労したことは?

「ユニット曲特別公演」というタイトルですけど、1曲目で全員ステージに立てないのが嫌だなっていうのが個人的にはあったので、そこでまず全員どうやって立たせよう?っていうことを考えました。

「愛のルール」が私たちのチームにはあったので、「じゃあ幼稚園児増やせばいいんじゃない?」って(笑)、他のチームのメンバーの私物を衣装として借りて、増やすことにしました。

あと、期もチームも別々なので、会わないでコミュニケーションを取ってたんですよ。グループLINEだったり、個人的に電話をしたり。そうやってみんなで会って話し合いをするってことができない状況が一番苦労したかもしれないです。

――最後に、これから投票もありますので、ファンの方に向けてアピールコメントをお願いします。

正直、今回メンバーのやりたいことを全然詰め込み切れてないんですよ。やりたいことを聞いた時に妥協してもらった案もあるし、「本当はこれやりたいけど、こっちもいい!」って選んだ案もたくさんあったので。

今日の公演を観た人に「この子たちの新しい顔をもっと見たい!」って思ってもらえる公演になっていると思うので、「もっともっとすてきなところがありますよ」って言いたいです。

■「3年I組 井田先生~!」リーダー・井田玲音名コメント

――「3年I組 井田先生~!」の公演のコンセプトと、ステージを終えた今の感想を教えてください。

私たちは平均年齢が18歳くらいで6チームの中で一番若くて、高校3年生の年齢ということで学校をコンセプトに、公演をつくらせていただきました。

(公演を終えて)率直に、ホッとしました。今回はMC(=フリートーク)をなしにして寸劇を入れたのでみんな少し演技をしていたり、初めてやる楽曲も自分で振りを覚えてくれたりしてくれて。

くじ引きで決めたメンバーならではの“全然スケジュールが合わない問題”もあって(苦笑)、なかなか集まれなかったりもしたんですけど、本番が終わって、本当の先生かのように今はホッとしています(笑)。

――今回の公演をやるにあたって、大変だったこと、苦労したことは?

「赤いピンヒールプロフェッサー」「涙の湘南」「思い出以上」がくじ引きで決まっていたんですけど、こんなにカッコイイとかクールって言われるタイプの曲を引くと思ってなくて。

何より「赤いピンヒールプロフェッサー」を誰がやるかが結構大変で、どうしようかなって思っていたんですけど、でもうまく組み込めたんじゃないかなって思います。

私1人で決めたわけじゃなくて、いろんな人に意見を聞いたり知恵をお借りしたりしながら今回はこういうセットリストが組めたので、結果的にはあってよかった3曲だなって思います。

――最後に、これから投票もありますので、ファンの方に向けてアピールコメントをお願いします。

私たちのチームは優勝をして特別公演を頂けることになったら、(今回の設定の続きとして)大学生になって、みんなで大人になった感じを出したいですし、何せ鈴木恋奈ちゃんの「フィンランド・ミラクル」が懸かってます(笑)。

今回は私がセットリストを決めて、「これどうですか!?」ってみんなに提出した形だったので、「大学生になって」とかって言いましたけど(笑)、“みんなのやりたい曲詰め合わせ公演”をやりたいなと思っているので、ぜひ投票よろしくお願いします!

■「シークレットトレイン」リーダー・北野瑠華コメント

――「シークレットトレイン」の公演のコンセプトと、ステージを終えた今の感想を教えてください。

コンセプトは“えちえち列車”です(笑)。メンバーをくじで決めた時に「えちえちでいこう」って言っちゃったんで。何かの話の流れの中で、さとかほ(=佐藤佳穂)が「鬼滅の刃」が好きだからって、“えちえちの刃”みたいなワードを送ってきたんですよ。

それはさすがに「鬼滅の刃」にも失礼だから(笑)、だったら(無限列車の方に掛けて)“えちえち列車”はどう?って聞いたら、「いいね」って返ってきたので、コンセプトはそれで決まりました。でも、その“えちえち”をどう見せるかというのはすごく悩みましたね。

私がステージで勝手に言っちゃったことだったので、「みんなやってくれるかな?」とか「どう思ってるんだろう?」とか思ってたんですけど、みんな本当に楽しくやってくれてよかったです。

やったことない曲を覚えるのって大変だし、準備期間も短かったんですけど、みんないろんな仕事がある中で一生懸命覚えてくれて。「大丈夫かな?」って思ってたんですけど、ステージに立ったらみんな本当にキラキラしていて、1曲1曲を自分なりに楽しんでくれていましたし、ファンの方も一緒に楽しんでくれてるのが伝わってきたのでよかったなって思いました。

――今回の公演をやるにあたって、大変だったこと、苦労したことは?

今回は(メンバー決めの)くじ引きもそうですけど、セットリスト、衣装、ポジション、誰がどの曲をやるのか、オンラインくじの景品まで全部任せられていて、めちゃくちゃ大変でしたね。

普段衣装とか決めないし、ポジションだってスタッフさんが決めているので、テーマや構成を決めて、これはこの子がセンターをやった方がいいとか、この子はこの曲に出た方がいいとか、いろいろ考えなきゃいけないのってこんなに難しいんだって思いました。

「私が出した案が本人は嫌だったらどうしよう」とか「ファンの方は観てて楽しいのか」とか、いろんな視点から考えなきゃいけないのがすごく大変でした。終わった今でもこれが正解だったのか分からないし、そこはやっぱり難しいなって思いましたね。

――最後に、これから投票もありますので、ファンの方に向けてアピールコメントをお願いします。

今日の公演で一番良い“えちえち列車”を出しちゃったので(笑)、もし優勝したらどうなるかはまだ分からないですけど、(公演の終わりで)アナウンスした通り、もしかしたらファンの皆さんのリクエストのおかげであと1回だけ列車が走るかもしれません。

さらにパワーアップした“えちえち列車”が見られると思うので、もう1回観たいよって方は、それを楽しみにぜひ投票してほしいなって思います。

■「すいーとむーん」リーダー・日高優月コメント

――「すいーとむーん」の公演のコンセプトと、ステージを終えた今の感想を教えてください。

かわいいイメージが強い子たちが集まって、私自身がアイドル好きということもあったので、「“アイドル”といったら“かわいい”」という、そういう王道なものを見せたいなというのがまずあって。

他のチームは違う色を出してくると思っていたので、「じゃあこっちは王道で勝負しよう」と思って、今回は“かわいい”をテーマにしました。

くじで決まった3曲が、かわいいの真逆のような曲を引いてしまったんですけど、そこはうまくギャップという形で見せられたらいいなと思ってやりました。

(公演を終えて)あっという間でしたね。1カ月くらいずっとこの公演のことを考えていたので、「終わっちゃったなあ」「寂しいなあ」っていう気持ちです。

でも、ずっとこの公演を楽しみにしていましたし、他のメンバーも「楽しかったね」「寂しいね」って言ってくれているので、それが一番うれしかったです。

――今回の公演をやるにあたって、大変だったこと、苦労したことは?

セットリストを決めるのがやっぱり一番大変でしたけど、ずっと大変でしたね(笑)。うちのチームは“いい子”の集まりというか、優しい子たちばかりなので、(主張が少ない分)私が考えて提出した構成とかセットリストを本当に良いって思ってくれているのかなっていう不安もあったんですけど、みんなが自分の曲をすごくきれいに昇華してくれたのでよかったなって思いました。

――最後に、これから投票もありますので、ファンの方に向けてアピールコメントをお願いします。

私自身、王道のアイドルに憧れてSKE48に入ってきて、今回そういうことができて満足ですし、みんなにも満足してもらえたらそれでいいかなと思うんですけど、みんな「またやりたい」って言ってくれているのが本当にうれしいので、そう言ってくれる子たちのためにまたちょっと頑張りたいなと思っています。

やっぱりアイドルといったら“かわいい”を最初に思い浮かべると思うし、アイドルのかわいさとみんなが持っているポテンシャルを今回はうまく引き出せたかなって思うので、この公演を観て少しでも「かわいい!」と思ったら投票してください(笑)。

■「にぎやかポケット」リーダー・熊崎晴香コメント

――「にぎやかポケット」の公演のコンセプトと、ステージを終えた今の感想を教えてください。

ユニット名にも入れてるんですけど、今回のコンセプトはとにかくにぎやかに、みんなの個性が爆発できるような公演をテーマに考えさせていただきました

(公演を終えて)めちゃくちゃ楽しかったです! 最初はどうなるかなって不安もあったんですけど、みんないろんな曲ができるので、誰に何を当てようか選択肢が増えて余計に迷ったんですけど、リハーサルや本番の映像を見て、正解だったなって。

曲との雰囲気がめちゃくちゃ合っていた子も、新たな一面が見られたなっていう子もいましたし、すごく満足できるセットリストだったんじゃないかなって思います。

――今回の公演をやるにあたって、大変だったこと、苦労したことは?

みんながとにかく目立つ公演というのを意識したので、さっきも言ったように、どの曲をやらせたらファンの方が喜んでくれるのか考えて、メンバーの意見もあらかじめ聞いて、そういうところも踏まえてセットリストを組むっていうのが大変でした。

マネジャーさんとかいつもライブを作ってくださる方って、こんなにいろんな思いを込めて作ってくれてるんだなって改めて実感して、本当にすごくすてきで大事な時間になったなって思います。

――最後に、これから投票もありますので、ファンの方に向けてアピールコメントをお願いします。

本当にユニット名通りににぎやかなメンバーが集まったんですけど、ただにぎやかなだけじゃなくて、ビシッと決めるところはビシッと決められたんじゃないかなって思います。

最後の「SKE48メドレー」は、これからを引っ張っていくメンバーがそろったので、“ザSKE48”という感じを出せたらいいなと思って、やらせていただきました。

SKE48の“これから”を引っ張っていく、そんな可能性を秘めたメンバーたちに注目してください!

■「僕らのくじ引きヴィクトリー」リーダー・青木詩織コメント

――「僕らのくじ引きヴィクトリー」の公演のコンセプトと、ステージを終えた今の感想を教えてください。

コンセプトは“くじ引き”と、先輩が多くて先輩後輩に分けられるっていう強みがあったので、それをベースにブロックに分けてセットリストを作ってみました。

6期生同士で集まった時に「そっちはどう?」ってお互い聞き合っていたんですけど、やっぱり後輩は遠慮しちゃって、コミュニケーションの取り方が難しいって言っていたので、先輩が多くてよかったなって思います。

だけど、(先輩メンバーが集まったことで)注目を浴びてしまって、期待値が上がり過ぎていたのでそのプレッシャーが大変でした。

公演が終わった今は「やっと終わった! イエ~イ!」って感じです(笑)。肩の荷が下りた感じがします。

――今回の公演をやるにあたって、大変だったこと、苦労したことは?

セットリストを考えるのはやっぱり大変でした。最初は特に企画とかも考えずに「この子にはこういう曲がいいかな」って考えていたんですけど、それじゃダメだと思ってイチからやり直して、みんなの意見を聞いて、(ポジション決めの)くじ引きを取り入れたりしました。

“対決”って要素を取り入れたのは、先輩後輩を分けた時に、ただ分けただけだと個人的にしっくりこなかったので、2人組のユニットを先輩と後輩のペアで考えていって、その時に対決っぽくできるかなと思ったのでやってみました。

――最後に、これから投票もありますので、ファンの方に向けてアピールコメントをお願いします。

皆さんの期待に応えられたんじゃないかなと思います! みんな自主練の時間を作ったりして頑張ったので、投票をよろしくお願いします!

鎌田菜月(前列中央)がリーダーを務めた「すてきなわたしたち」/ (C)2021 Zest, Inc.