強迫・拒否・拒絶

職場では誰とも言葉をかわさず、暗く異様な雰囲気だった若い男。同僚女性を誘うも断られ凶行に及んだことを、『New York Post』などアメリカのメディアが報じた。


■アポなしで同僚宅へ…

アメリカ・フロリダ州で暮らす男(20)が、同じレストランで働く年上の外国人女性(28)に恋心を抱いた。アルゼンチン出身の女性は妖艶で美しく、「付き合いたい」という思いは膨らむばかりだったようだ。

思いつめた男はどうしても気持ちを伝えたいと考え、自宅アパートの前で待ち伏せすることに。拒否されたら脅せばいいと考えたのか、職場で使うナイフを無断で持ち出し、目的地に向かった。


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■拒否されて逆上

しばらくすると女性が帰宅したため男はさっそく声をかけ、「どうか中に入れてほしい」「君と話がしたいんだ」と頼み込んだ。

しかし女性はまったく興味を示さず、家に入れようともしない。拒否され傷ついた男は逆上し、所持していたナイフを女性に深く突き刺し致命傷を負わせた。

■女性だけが死亡

男は倒れた女性の体からナイフを抜き取り、今度は自分の胸を刺して女性の上に倒れ込んだ。

ほどなくして通報を受けた救急隊がふたりを病院に搬送したが、女性だけが死亡したという。警察が捜査を開始したが、男は黙秘していると報じられた。

女性は2年前にアメリカに拠点を移し、ファッションデザイナーとして活躍することを夢見ていたという。しかし男に狙われ、夢を叶える前に命を奪われてしまった。


■「風変わりな男」の声も

男を知るレストランのスタッフがメディアの取材に応じ、「本当に変な人でした」「仕事に来ても、挨拶すらしませんでした」「あいつの私生活を知っている人はひとりもいませんでした」とコメントした。

誘いを断っただけで殺されてしまった女性に対しては、「気の毒でならない」という声が多くあがっている。もし同じレストランで働いていなければ、女性は今も元気に夢の実現を目指し頑張っていたに違いない。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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