2019年にNMB48を卒業して以来、俳優の道をまい進し続けている内木志が、およそ1年ぶりとなる写真集「内木志写真集 various」(KADOKAWA)を12月15日(水)に発売する。
“多彩”を意味するvariousと名付けられたタイトル通り、キュートからセクシーまで幅広い内木の姿をたっぷり収めた同書。衣装選びから写真セレクトまで自ら関わったという彼女に、2nd写真集の魅力とこれまでの歩みを聞いた。
■「お尻の筋肉を付けたい」撮影に向け1カ月かけて準備
――まずは写真集発売が決まった時の心境をお聞かせください。
去年に引き続きの2冊目だったので、こんなに早いペースで声をかけていただき、すごくうれしかったです。
――前回との違いはどんなところですか?
年を追うごとに「表情が豊かになったね」とよく言われるようになったんです。だから、そういういろいろな一面を見せられたらなと思って撮影に臨みました。タイトルも“多彩”という意味の「various」なので、さまざまな私を見ていただける一冊になったんじゃないかなと思います。
――自身で変化を感じるのはどんなところですか?
24歳になったので、一冊目と比べて大人になった一面を見ていただけると思います。セクシーなカットも多いですね。前回は筋トレも何もせずにそのままの自分を写していただいたんですが、今回は1カ月くらい自宅でトレーニングして、お尻とかも鍛えました。
私はお尻の筋肉がないので、筋肉を付けたいと思ってYouTubeで一日15分くらいでできるトレーニングを調べて、お母さんと一緒にやっていました(笑)。お尻が引き締まったので、足も長く見えるんじゃないかなと思います。
■黒いランジェリーの大胆なカット「新しい一面を見ていただけるんじゃないかな」
――前回の写真集では初ランジェリーに挑戦しました。今回の衣装はどんな内容でしょうか?
今回もランジェリーだらけです(笑)。初めてボディースーツにも挑戦しました。レオタードっぽいんですけど、バレエを習っていたので懐かしさも新しさもあり、生地は多いんですけど体のラインが見えるので意外とセクシーに写っています。おフェロ感があって、女の子受けもいいんじゃないかなと思っています。
――特にお気に入りの衣装は?
黒いランジェリーです。大人っぽく、大胆なカットになっているので楽しかったです。新しい一面を見ていただけるんじゃないかなと思います。
――撮影の雰囲気はいかがでしたか?
2泊3日だったんですが、楽しすぎてあっという間に感じました。七里ヶ浜で撮っていただいたんですけど、砂が黒いんです。「こんなに黒い砂があるんや!」って驚きました。滋賀県生まれなので海に行くことはあまりなかったんですけど、やっぱり海はテンションが上がりますね。
――撮影にあたって、ご自身の意見を出すこともあったんでしょうか。
衣装はいくつか用意していただいた中からではありますが、着るものは自分で選びました。写真もセレクトしましたね。写真がめっちゃあったので、選ぶのが大変でしたが楽しかったです。
■NMB48卒業後すぐにコロナ禍…最近の活動について語る
――前回の写真集発売が2020年の8月。それからの約1年間はどのように過ごしてきましたか?
本当にたくさんの舞台に出演させていただいて、人間としても俳優としても成長できる1年になったかなと思います。場数を踏むことで、演技に自信もついてきました。
――2019年にアイドルを卒業されて、10月に現在の事務所に所属されましたが、すぐにコロナ禍。思うようにいかないこともあったのではないんでしょうか?
確かにそうなんですが、自分の中では多くの舞台に出演させていただけたなと思っています。今のマネージャーさんに声を掛けていただいて、現在の事務所に所属することができたんです。卒業してすぐは「何をしようか」って不安もあったんですが、俳優としてすぐに活動させていただくことができたので、むしろ思っていた以上に活動できているなと思っています。
滋賀県でカレンダー撮影をしたり、アンバサダーに就任させていただいたりと地元での活動もさせていただけたので、これからももっと滋賀県で有名になれるよう、活動できたらいいなと思っています。鹿児島県の「ヨロン島特命大使」もさせていただいているので、与論島の良さも広めたいですね。
――卒業したばかりの頃と比べて、今の自分はどう感じますか?
やっぱり演技の面で成長を感じます。最初の頃は初心者だったので、言われていることも分からないくらいだったんですが、今は理解できるようになって楽しいなと思えます。最初は怒られて、毎回泣いていたんですよ。最近は泣かないようになりました(笑)。
――どんな俳優になりたいですか?
いろいろな役をやりたいですね。大河ドラマにも出たいです。これからもっと映像作品にも出て、知名度を上げていきたいと思っています。
――憧れの俳優はいますか?
天海祐希さんは格好良いなと思います。それから堀内敬子さんはかわいらしいお母さん役とかで見る機会が多いので、そういうお母さんになりたいなと思って見ています。包容力のある人になりたいです。
――同世代よりベテランの方を意識されることが多いんですね。
憧れますね。私も長く続けたいと思っています。
――コロナ禍でファンの方との交流にも変化はありますか?
1年くらい全然会えていないような方もいますが、オンラインイベントをよくやらせていただいているので、そこでは通話したりしていますね。舞台も定期的にあるので、見に来てくださっている時にはすぐに分かって、めっちゃうれしいです。
――ファンの方は内木さんにとってどんな存在ですか?
お父さんお母さん?(笑)家族みたいな存在ですかね。私のことを自分のことのように喜んでくれるし、支えてくれる。ファンクラブでもグループチャットをしたりしていて、すごく楽しいです。
――最後に改めてメッセージをお願いします。
いつもと違う私から普段の私まで、いろいろな表情の「various」な私が見られるので、たくさんの方に手にとって見ていただきたいなと思います。良かったら読んでみてください!
◆取材・文=山田健史
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