令和の怪物

カキ類は日本の沿岸に22種ほど確認されており、小形なものや深海種を除いてすべて食用となる。市場に流通しているほとんどは、養殖されたマガキだ。マガキは日本の沿岸の岩礁に見られるカキで、大きさは殻長4cm、高さは7cmほど。

広島湾では、300年ほど前から養殖されていた記録も。そんな中、三陸産の巨大カキがSNS上で大きな話題となっている。

【画像】驚きの大きさの巨大カキ投稿


■ひときわ大きい

Twitterにその巨大カキを投稿したのは、漫画家のみっぽんぽんさん。今月上旬に神奈川県相模原市の鮮魚専門スーパー「角上魚類」で購入したという。

みっぽんぽんさんは、しらべぇ編集部の取材に対して「普通のカキも並んでいたが、その中でもひと際大きく目に飛び込んできた。タグがついていたのでブランドものと思ったが『令和の怪物』と書かれていたため、興味を持った」と話す。


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■食べた感想は「新鮮な海の幸」

また、「1個450円で鮮魚コーナーのおっちゃんに殻を開けてもらい、自宅で生のまま食べた。レモンタバスコをつけたが、小粒のカキと変わりなく新鮮な海の幸という感じでおいしかった」と語った。

サイズを測ったところ、約20センチの大きさだったそうだ。一体このカキは何者なのだろうか。

■香港で大人気

「令和の怪物」の仲卸業者である東都水産(東京都江東区)の担当者は、取材に対して「このカキは特殊な技術で養殖している。一般的に1年ほどで出荷するものを、2、3年かけて大きくしている」と話す。

また、「とくに優秀な技術を持つ大船渡の生産者と直接契約し、ブランド化。その上で豊洲市場に卸している。値段は一般的なカキの倍だが、それだけ手間を要すもの」と語った。

さらに、「香港で大人気となっており、販売業者が航空便で輸出している。現地では相当な高値となっているが、裕福な中国人が好んで食べているようだ」とも述べた。


■巨大な怪物

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(取材・文/Sirabee 編集部・おのっち

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