バルセロナのブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスが、14日に行われる“マラドーナ・カップ”ボカ・ジュニアーズ戦を前に意気込みを語った。13日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在38歳のD・アウヴェスは2008年夏にセビージャからバルセロナへ移籍すると、在籍8シーズンで391試合に出場した。2008-09シーズンの3冠達成(ラ・リーガ、国王杯、チャンピオンズリーグ)を筆頭に同クラブで23個のタイトル獲得に貢献。その後、ユヴェントスなどでプレーしたD・アウヴェスは、2021年11月13日バルセロナへ復帰を果たした。

 アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏が逝去してから1年を迎えることを受け、ボカ・ジュニアーズとの記念試合(マラドーナ・カップ)を開催するバルセロナ。規定により2022年1月まで公式戦には出場ができないD・アウヴェスにとって、同試合がバルセロナ再デビュー戦となる可能性もあるなかで「プレーするというのは、それがどこであっても常に特別なこと。僕はここの多くの人たちととても良い関係を築いている。クラブの偉大な(レジェンド)の一人を称えることは特別だ」とコメント。また「長い間、このクラブから離れていてプレーできなかった。だから、ここに来て、クラブとチームを守ることに緊張している。クラブの状況から、僕のキャリアの中で最も重要なチャレンジとなる瞬間が訪れた。挑戦は恐れない人のためにある。このエンブレムのためにベストを尽くしたい」と復帰の心境を明かした。

 さらに、D・アウヴェスは「どんな挑戦でも受け入れなければならない。バルセロナのシャツを着るときはいつも、彼らの歴史を代表している自覚を持ち、対戦相手にかかわらず、クラブの偉大さのために戦う必要がある」と言及。続けて「ジャンケンをするときでも、バルセロナのシャツを着れば勝たなければならないんだ」と決意を示した。

並並ならぬ決意を示したD・アウヴェス [写真]=Getty Images