データ生成の増加に伴い、高度なストレージ・ソリューションへの需要はかつてないレベルまで高まり続けています。Seagateの委託により調査会社のIDCが実施したレポート「Rethink Data」によると、企業データは今後2年間で平均42.2%増加することが予想されています。IDCが実施したこの調査では、企業が利用できるデータのうち、活用されているのはわずか32%であり、残りの68%は活用されていないことが明らかになりました。
Seagateのシステム担当上席副社長のケン・クラッフィー（Ken Claffey）は、「データは維持にコストがかかるため、将来的に利益を生む可能性があるにも関わらず、破棄されることがよくあります。新登場のAMD EPYCプロセッサ搭載Exos APは、データをインテリジェントに取得、保存、分析して、将来の成功に向けたコスト効率の高いデータ管理戦略をできるよう、IT専門家をサポートします」と述べました。
まったく新しいAP-BV-1コントローラのオプションを採用したExos APは、1台のシャーシで優れたコンピューティングおよびストレージ性能を提供します。このシステムはデュアルAMD EPYCプロセッサベースのコントローラを使用することで、高可用性やコントローラのパーティショニングを実現し、共通コントローラによる柔軟性により、対応するシャーシの追加EXOS E SAS拡張ユニットへの接続を可能にします。このアーキテクチャは、現在と将来のCPUおよびドライブ容量に完璧なバランスで対応します。
AMD社内ビジネスユニット担当コーポレート副社長兼ジェネラル・マネージャーであるラジニーシュ・ガウル（Rajneesh Gaur）氏は、「Seagateが新しいExos APソリューションにAMD EPYCプロセッサを採用したことをとても嬉しく思います。このプロセッサの高い性能や優れたI/O接続機能と、Seagateの大容量データに関する業界屈指の知識を組み合わせることで、法人顧客が総保有コスト（TCO）を改善しながら、柔軟性と性能を実現することができるソリューションが誕生しました」と述べました。
AMD EPYCプロセッサには、高度なストレージ・ソリューションのニーズに対応する機能が備わっています。Exos APエンタープライズ・データ・ストレージ・システム・コントローラのAMD EPYCプロセッサには、さまざまなレベルの性能向けに8、12、16のコア数が揃っており、200GbEネットワーク接続とSASコントローラへの高帯域幅を提供する専用PCIe(R) 4レーンを備えたソリューションを提供することで、HDDおよびSSDの応答性を高速化します。さらにExos APシステムはマザーボード上で25GbEをサポートし、他社のプラットフォームでは追加コストが発生する場合の多いベースI/Oを提供します。
Exos APの新しいAP-BV-1コントローラのオプションは、今月登場予定です。詳しくは、Seagateの「コンピューティングとストレージのコンバージェンス・プラットフォーム」をご参照ください。
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