マーベルムービーにはずれナシ!をまたも証明してしまった最新作が『キャプテン・アメリカウィンターソルジャー』。人並みはずれた超人的身体能力と、人並みはずれた正義感をもつヒーローが『アベンジャーズ』に続いて登場し、S.H.I.E.L.D.内部にうごめく謎の組織を相手に死力を尽くす。『TV Bros.』4/9発売号(東京ニュース通信社刊)では監督のアンソニージョー・ルッソ兄弟のインタビューが掲載されている。

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 今回の見どころのひとつが、次から次へと繰り出されるアクションシーン。これについて、アンソニーは「今回、どのアクションも大変だったんだ。本当にすべてが大変だった。でも、そのなかでもっともヘビーだったのは、ウィンターソルジャーとニック・フューリーがフリーウェイで闘うシーンさ。クリーブランド(オハイオ州の都市)のフリーウェイを2週間、閉め切って撮ったんだ。あのアクションを撮るために2週間というのは凄く短い」とコメントすれば、兄のジョーは「だから僕たちは24時間態勢で撮影をした。間違って撮り直しなんて余裕はまったくなくて、もうぶっ続けで撮影さ。そのスリルたるや、もう最高!(笑)」とその強烈な体験を語った。

 「僕たちの認識だと、マーベルの映画でもっともダークだったのは『アイアンマン』なんだけど、それ以上にダークな作品になったんじゃないかな? キャプテン・アメリカが直面せざるを得ない真実(映画を見てのお楽しみ!)があるからだ」と見どころを語ってくれたアンソニー。『Avengers:Age of Ultron(アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン)』の橋渡し的役割を果たす作品でもあるので、マーベルムービーファンは必見だ。

 『TV Bros.』4/9発売号では他に「僕とパトレイバーの20年押井守が語り尽くす『THE NEXT GENERATION パトレイバー』」として、押井守のロングインタビューなどを掲載するほか、映画『5つ数えれば君の夢』の公開を記念して、監督の山戸結希と書評家の豊崎由美対談、カンニング竹山の音楽番組『竹山ロックンロール』特集、岡本夏生がすごいことになっている、などを掲載している。

アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が手掛けた『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(C)2014 Marvel. All Rights Reserved.