ヴァンフォーレ甲府は17日、ヘッドコーチの渋谷洋樹氏(55)、GKコーチの山岸範之氏(49)の退任を発表した。

渋谷氏は、大宮アルディージャの下部組織でコーチや監督を務めると、2014年8月に大宮のトップチーム監督に就任し、監督キャリアをスタート。2017年5月に解任されると、2018年からロアッソ熊本の監督に就任した。

2020年には熊本の監督を退任すると、その後甲府のヘッドコーチに就任していた。

山岸氏は、横河武蔵野FCザスパ草津FC東京アビスパ福岡でGKコーチを務め、2019年に甲府のGKコーチに就任していた。

両氏はクラブを通じてコメントしている。

◆渋谷洋樹 ヘッドコーチ
「まず始めに日頃よりヴァンフォーレ甲府の各スポンサーの皆様方、ボランティアの方々、クラブスタッフ含めクラブに関わる全ての方々にいつも沢山のご支援を頂き心より感謝しております。また2021シーズン沢山のご声援ありがとうございました」

「この度、私事ですが今シーズンをもちましてクラブを退団することとなりました。昨年、今年とコロナ禍で非常に厳しい状況で声援が制約される中、ファン・サポーターの皆様方にはスタジアムに足を運んで頂きチームを後押ししてもらい大変感謝しております」

「今シーズンも"J1昇格"に向かい皆様と共に戦いに挑みましたがあと一歩のところで昇格に届かず本当に申し訳ございませんでした」

「しかしながら伊藤監督の下、選手・スタッフが一体となりシーズンを過ごせた事は本当に誇りに思います。2年間という短い間でしたが最高に素晴らしい時間を過ごせました」

「今回、私が退団するにあたり佐久間社長には私の意思を尊重して頂き本当に感謝しかありません。本当にありがとうございました

ヴァンフォーレ甲府は優しさや温かさのある皆様に支えられている未来のあるクラブです。来季も厳しいリーグになると思いますが、J1昇格を目指す甲府へのご支援・ご声援を引き続きよろしくお願いいたします。2年間ありがとうございました」

◆山岸範之 GKコーチ
「この度、ヴァンフォーレ甲府を退団することとなりました。3年間という短い間ではありましたが、スポンサー様、ボランティアスタッフの皆様、ファン・サポーターの皆様をはじめクラブに関わるすべての皆様に、多大なるご支援ご声援をいただき誠に感謝しております」

「特に、この2年間は新型コロナウイルスの影響により、当たり前の日常が奪われ、皆様と接する機会もほとんどなくなってしまいましたが、逆に、見えない力でもこれほどまでに勇気や希望を与えていただけるのかと、改めて実感できた2年となりました」

「このような特別な経験のできた山梨を、甲府をとても愛することができました!J1復帰という目標を達成できず、志半ばでの退団となり、大変悔しい思いではありますが、この経験を"未来へ"生かしていきたいと思います!」

「また、愛するヴァンフォーレ甲府がJ1復帰し、明るい"未来へ"と進んでいくことを、心から願っています!本当にありがとうございました

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