2012年7月からテレビ東京系列にて放送中の『ウルトラマントリガー』。1996年に初放送され、2021年に誕生25周年を迎える『ウルトラマンティガ』に関連する企画として立ち上げられた本シリーズは大人から子供まで多くの人気を集めています。

主人公のマナカ ケンゴ/ウルトラマントリガーを演じるのは寺坂頼我(てらさからいが)さん。怪獣災害に対応するエキスパートチーム<GUTS-SELECT>の隊員で開発担当、ケンゴをサポートするヒジリ アキトを金子隼也(かねこ しゅんや)さんが演じています。

寺坂さんと金子さんの2ショットインタビューを敢行。作品について、お2人の絆についてお話を伺いました。

――『ウルトラマントリガー』の放送が始まって3ヶ月ほど経ちましたね(取材時)。絆も深まってきたと思うのですが、お互いの第一印象と今の印象が変化してきた部分はありますか?

金子 僕は、すごく人見知りなんですけど、初めての衣装合わせのときに頼我を見て、「あ、ケンゴだ」と思って。撮影を通して、話していく中で、謙虚で真面目だなっていうのを感じてすごく刺激を受けました。

寺坂 (金子さんは)人見知りなんだろうなって分かりました。シャイだなって。僕のマネージャーさんがずっと「かわいい」「爽やかだ」って言ってて。「あんたもあれくらいにしなさい」って言われるくらいに(笑)。シャイだけど礼儀正しさもあって絶対に良い人だと思ったので仲良くなりたいなって思ったのが第一印象でした。

過ごしていく中で、本当に楽しい人だなって。冗談も言ってくれるし。かつ、自分がイジられても何も怒らないし、逆に人をイジったりもするし、いたずらっ子だし。愛される部分がいっぱいあるな方だなって。印象がガラっと変わったわけじゃないんですよね。どんどん素敵な部分が見えてきて、どんどん好きになりました。

――すごく仲良くなったきっかけは、あるんですか?

金子 徐々に、徐々に、ですね。ユナも含めて3人で撮影することも多かったですけど、最初の頃はお互い、自分のことで精一杯だったりして。でも少しずつ話すようになって。そこからは本当に早く仲良くなった印象があるよね。

寺坂 うんうん。あと、朝早く集合してバスでロケ現場に向かうの日常だったじゃない?それを一緒に乗り越えていたのがでかいかなって。

金子 うん、大きいね。

寺坂 眠そうだね、今日もって(笑)

金子 本当に朝が早くて、最初の頃はバスに乗ったらすぐに寝てたんです。着いたら、すぐに撮影だから。でも、仲良くなりはじめてからは、行きのロケバスで、めちゃくちゃ盛り上がるっていう。

寺坂 アキトが寝ようとしたら寝させないっていう。

金子 それも楽しみの一つになりました(笑)。

――寺坂さんはウルトラマンの作品の印象、関わる前と関わった後で変わりましたか?

寺坂 メビウスがドンピシャ世代だったんですけど。日本の「大きなヒーロー」っていうイメージで。改めてオーディションを受ける前に見返してみたら、そこに含まれているメッセージ性とかがすごく深くて。ウルトラマンが子供から大人まで愛される理由を改めて理解できました。

――金子さんは、もともとウルトラマンの大ファンということで、寺坂さんが金子さんに教わることも多かったのでしょうか?

寺坂 ありました。この『ウルトラマントリガー』は周年作品で、「これまで以上に気合が入っていて、こんなグッズ展開もしてなかったよ!」っていう話を帰り道に聞いたりとか。フィギュアの予約が取れなくて現場でずっと悶えてる姿とか(笑)。

金子 恥ずかしい…(笑)。

――寺坂さんが演じているウルトラマントリガーについて、ウルトラ好きとして魅力を感じるところって?

金子 トリガーの佇まい。怪獣を目の前にして戦う前の姿勢が、めちゃくちゃカッコいいと思います。

寺坂 姿勢…!

金子 フォルムが、めちゃくちゃカッコいいと思っていて。それこそ、マルチの佇まいはめちゃくちゃカッコいいと思います。

寺坂 やっぱり、どのウルトラマンより小顔で。だからこそ、活きるポーズをアクターの方が研究してくださっているので本当にありがたいというか。カッコよくしていただいているんだなって。

――ご自身がウルトラマンになって、周りの反響は大きかったですか?

寺坂 それはもう…!それはもう…..!すごい反響でした。発表された瞬間に、世界中の方から「これからよろしくね」って声を、いっぱいいただけて。そこでウルトラマンのファンの方々の温かさを感じて、僕自身がウルトラマンとして、円谷ファミリーとしても認めてもらえるようにならなきゃ、と思いました。その反響に元気ももらっている日々です。

――金子さんも、大好きなシリーズに自分が出るというのは?

金子 もちろん、両親は喜んでくれましたし、自分が小さい頃から憧れていたシリーズに出させていただけるのは感謝の気持ちでいっぱいですし、今後もウルトラマン大好きなので、どんどん発信していきたいなと。憧れの存在であるウルトラマンをもっと広めたいというか、自分も何かしたい気持ちがあります。

――ファンとして、人とは違う部分でテンションが上がってしまったエピソードはありますか?

金子 僕がいちばんテンション上がったのは…。撮影所に行くと、壁一面に絵があるんですけど、あれはめちゃくちゃテンション上がりました。あと、撮影所に行くと、小さいミニチュアが、いっぱい置いてあるんですよ。

寺坂 すごくテンション上がっていたね!

金子 ずっと見ていました。これ、すごいな!とか、こんなの作れるんだ!とか思って。僕は手が不器用なので。すごく細かいところまで気を配っているスタッフさんの愛が感じられて、出させてもらう自分も、ちゃんとしないといけないなと改めて思いました。

――ちなみに寺坂さんは、金子さんのウルトラマンみたいに、大好きなものありますか?

寺坂 そうですね。海老とかですかね。

――(笑)

金子 (笑)出た。

寺坂 オタクって言うほどでもないんですけど、海老が好きです。もともと暗記するのが好きなので、今、海老の種類をたくさん覚えようというのをやっていて。鑑賞用のエビを含めると3,000種類くらいいるので。
もともとは、食べる方が好きで、お寿司の海老が、むちゃくちゃ好きなんです。回転寿司に行ったら僕、海老しか食べない。海老だけっていう!

――暗記が得意だったらウルトラシリーズはキャラクターもいっぱいいますから覚え甲斐がありそうですね。

金子 海老っぽい子もいますね。

寺坂 「吸血怪獣ギマイラ」もちょっと海老っぽいかもしれない。

▲ギマイラが本当に海老っぽい?かどうかはTSUBURAYA IMAGINATIONで「ウルトラマン80」18話をチェック!
(C)円谷プロ

――最後に放送を毎週、楽しみにしている方に、見所をお願いします!

寺坂 最初の方は説明も多かったし、過去の話が多かったんですけど、ここからウルトラマントリガーと敵との戦いという面で物語が動いていきます。ますますカッコいいトリガーが見れるよということを、まずひとつ楽しみにしていただきたいと思います。

金子 闇の3巨人だったり、アキト、ケンゴ、ユナだったり、いろんな関係性が徐々に動いていく…ファンの方々が想像している斜め上を行くような展開も出てきます。笑える回も、グッとくる回も、楽しみが後半に詰まっていると思うので楽しみにしていてください。

――今日は色々とお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。

ウルトラマントリガー
・放送時間:毎週土曜日あさ9:00〜9:30
・放送局:テレビ東京系 6 局ネット 他
・製作:円谷プロダクションテレビ東京・電通
http://ani.tv/ultraman_trigger/

・出演:寺坂頼我、豊田ルナ、金子隼也、水野直、春川芽生、高木勝也、細貝圭、宅麻伸

・声の出演:M・A・O上坂すみれ、真木駿一、高橋良輔
・メイン監督:坂本浩一 ・シリーズ構成:ハヤシナオキ、足木淳一郎
・監督
:武居正能、田口清隆、辻本貴則 「辻」のしんにょうは点一つ 、越知靖、内田直之
・脚本:根元歳三、小柳啓伍、林壮太郎、植竹須美男、継田淳
・音楽:坂部剛
・オープニング主題歌:佐久間貴生Trigger
・エンディングテーマ:マナカ ケンゴ、シズマ ユナ、ヒジリ アキト「明日見る者たち」

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https://imagination.m-78.jp/

撮影:オサダコウジ

『ウルトラマントリガー』寺坂頼我&金子隼也インタビュー「子供から大人まで愛される理由を改めて感じる」「佇まい、戦う姿勢がカッコいい」