人の幸せが大嫌い、超ひねくれ者の“グリンチ”がクリスマスを心待ちにする人に次々と嫌がらせをする米アニメ『グリンチ』。このほど息子のために約1万2800円(85ポンド)をパーティー会社に支払い、“グリンチの訪問”を依頼した北アイルランド在住の女性が「お金を払って、家を滅茶苦茶にされた」とSNSに怒りを綴り、話題を呼んでいる。『The Sun』『The Mirror』などが伝えた。

クリスマスの風物詩ともなった緑色のひねくれ者グリンチ”。サンタクロースエルフに並んで、クリスマスのイベントに駆り出されることも多い人気のキャラクターだ。

アイルランドベルファストに住むローラ・マギルさん(Laura Magill)は12月13日、息子を喜ばせようとしてパーティー会社に約1万2800円(85ポンド)を支払い自宅のクリスマスパーティーに“グリンチ”を招くことにした。

グリンチをイメージした緑色のカップケーキやジュース、ディップやクッキー、お菓子など用意して息子とともにグリンチの登場を心待ちにしていたローラさん。しかしやってきたグリンチは、キャラクターさながらの振る舞いでローラさんの自宅を滅茶苦茶にしてしまったという。

グリンチは確かにやってきて、クリスマスを盗んでいったわ」と怒りを露わにするローラさんは、Facebookでその詳細を以下のように綴った。

グリンチを家に呼んだけど、子供たちのベッドをぐちゃぐちゃにして、枕投げをし、クリスマスツリートイレットペーパーを巻きつけて、最後に写真を撮って帰ると宣伝されていたけど…写真を撮る前に追い出したわ。」

「実際には、高価なカップケーキやパーティの料理が一つ残らず家中に投げつけられ、クリスマスツリーの飾りも壊されたの!」

Fairy Liquid(緑色の食器用洗剤)は床にぶちまけられ、卵も割られた。満タンのジュースが床と息子に注がれたわ。」

「子供の新しいつなぎの服も台無しになってしまったの。」

「強く(グリンチの訪問は)おすすめしない。メールと苦情を送ったけど返信もなし。」

サービスにはグリンチとの写真撮影も含まれていたが、ローラさんがグリンチを追い出したため、子供たちは記念写真を撮影することは叶わなかったという。

ローラさんの投稿には、グリンチによって汚されて跡形もない料理や床、ジュースを被って緑色に染まった息子の写真なども添えられていた。

このローラさんの怒りの投稿を目にしたTwitterユーザーの「cafucatfood」さんが「多分、これまでの人生で目にしてきたなかで最も面白い出来事」とTwitterに投稿したところ、これまでに21.6万件以上の「いいね」がつき、注目を集めた。

「信じられない」「やりすぎだわ」といったローラさんへの同情の声が集まる一方で、なかには冷ややかな反応も寄せられていた。

グリンチにお金を払って、グリンチがやってきた。それを喜ばない人たちもいるのだ。」
「お金を払ってグリンチに家を滅茶苦茶にしにきてもらったのに、彼の献身的で心を込めた作品に不満をもつのかい?」
グリンチが誰なのか分かってる? 彼は特にクリスマスが嫌いなんだぜ?」
グリンチの格好をして家に押しかけ、金をもらって、その家を滅茶苦茶にしてヤツがいるのか? 最高だな!」

画像は『The Sun 2021年12月15日付「CHRISTMAS GRINCH I spent £85 on a ‘Grinch visit’ – only for him to trash my house and pour a bottle of JUICE on my son」(Credit: Twitter)』『The Mirror 2021年12月14日付「Mum fuming after paying £85 for Grinch who ‘trashed home and poured drink on son’」(Image: Universal Pictures)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE

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