アムールトラ

中国東北部・沿海州のアムール川流域の森林に生息するアムールトラ。毛皮や漢方薬の材料としての乱獲、森林伐採による生息地の減少などの影響から、野生では現在約450頭ほどしかいないといわれている。

そのため、絶滅危惧種に指定。そんなアムールトラに雪が“ドスンッ”と落ちる姿が、SNS上で話題を呼んでいる。

【画像】アムールトラが雪をかぶる瞬間


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■旭山動物園のアムールトラ

撮影歴5年のフォトグラファーrikuさんは旭山動物園北海道旭川市)で、19日にその姿を目撃したという。「アムールトラが展示に出てから30分ほどで雪をかぶっていた」と話す。rikuさんは、月1~2回のペースで旭山動物園を訪れているそうだ。


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■成長を感じる

激写されたのは昨年2月1日に誕生したオスの新。「昨年は自分でワサワサと枝を揺らして雪を落としていたが、実際にかぶるとビックリしてポカンとしていた」とrikuさん。

アムールトラ

「今年は慣れたのかすぐにブルンブルンと雪を払っていたので成長を感じる」と語った。

■母の愛情に心うたれる

性格については「もうすぐ2歳になるが、きょうだいの中ではよく1人遊びをすることが多い。マイペースなのかもしれない」と話す。

アムールトラ

旭山動物園ではメスのザリアが新も含む7頭を出産。そのうち1頭が死産で、3頭が衰弱死した。ザリアの懸命な育児で、残った3頭はすくすくと成長。

rikuさんは「動物の寿命は人間より短いことが多いので、一瞬一瞬が貴重な光景。また、人間と同じく喜怒哀楽の感情があり、見ていて和んだり癒やされるところに魅力を感じる。とくに子育てをしているときの母親の愛情は、見ていて心を打たれることが多い」と述べた。


■雪をかぶる瞬間

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(取材・文/Sirabee 編集部・おのっち

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