自身のアゴだけを使って、数々の高難易度アクションゲームの「ノーミスクリア」に挑み続けるストリーマーが海外にいる。ライブ配信プラットフォーム「Twitch」を舞台に、連日プレイ映像を公開しているHanDcapableSean氏という男性だ。すでに悪魔城ドラキュラ『激亀忍者伝』【※】においてその目標を達成しており、新たなタイトルの制覇に向けチャレンジを重ねている。

※記事内で触れるタイトルは、記載が無い限りすべて北米で発売されたNES版

 レトロゲーム好きを公言するHanDcapableSean氏は、身体的なハンディキャップのため腕を自由に動かすことができない。そうした状況下で彼が編み出したのが、コントローラーをアゴで操作する方法だ。サードパーティー製のPS4向けコントローラーにオープンソースのプログラムを用いて、アゴでのプレイに特化した専用のカスタマイズを施している。

HanDcapableSean氏

※氏の配信環境

 アメリカ・インディアナ州在住の同氏は、2020年7月にTwitchチャンネルを開設。当初はアゴによる操作で魂斗羅NINJA GAIDENのスピードランに挑む配信などを行っていたが、しだいに「ノーミスクリア」を目的とするようになっていった。2021年3月にはグラディウスへの挑戦を6日間かけて成功させ、その後悪魔城伝説チップとデールの大作戦といったタイトルにおいても、一度も残機を失うことなくクリアを果たした

 プレイする作品の選定に関しては、最近では配信視聴者の希望に応える形でリクエストを受け付けているようだ。ノーミスでの制覇には至らなかったようだが、過去にはNESのレトロゲーム以外にもダークソウル3Celesteをクリアしている。

 氏は12月18日(土)にスムーズな操作で『激亀忍者伝』のノーミスチャレンジを達成後、直近ではロックマン2 Dr.ワイリーの謎攻略に挑んでいる模様。ここ2週間ほどの配信はほぼ連日におよぶものとなっている。独自の道を行き続けるHanDcapableSean氏の姿は、同じく身体にハンディキャップを持つゲーマーにとっても大きな光となることだろう。氏の今後の活躍にも注目していきたい。

HanDcapableSean氏のTwitterはこちら同氏のTwitchチャンネルはこちら