株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、東京証券取引所マザーズ:3917、以下「アイリッジ」)とアイリッジが出資する株式会社Flow Solutions(本社:神奈川県横浜市、CEO:チャド・スチュワート、以下「Flow」)は、日本都市ファンド投資法人(資産運用会社:三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社)、イオンモール株式会社が「mozo ワンダーシティ」(愛知県名古屋市)に2021年11月27日に新たにオープンしたサステナブル&OMO体験ポップアップストア「mozo SUSTAINABLE PARK」の実証実験プロジェクトに参画したことを発表します。

図:OMOを実現するショップ設計の概要(mozo SUSTAINABLE PARK)

※OMO(Online Merges with Offline):スマホアプリから店舗へ集客したり、アプリ(オンライン)と店舗(オフライン)の区別をせずあらゆるユーザー体験をデータ化し、そのデータを活用して最適なユーザー体験等を提供する取り組みのこと

 今回の実証実験では、オフライン(mozoワンダーシティ施設内)とオンライン(mozoワンダーシティが運営するECショッピングモールmozoPLUS」内)にポップアップストアを出店し、双方を連動したニューノーマル時代のショッピングセンター(以下「SC」)にふさわしい新しい買い物体験を提供します。さらに、Flowが提供する店頭カメラソリューションとmozoワンダーシティ公式アプリ「mozoアプリ」に導入されたアイリッジのファン育成プラットフォーム「FANSHIP」との連携によりお客様の行動データをオフラインとオンラインで統合的に分析する試みを行うことで、本サービスの需要性を検証するとともに、お客様にとってより魅力的なサービスを提供し続ける施設を目指します。
  • 顧客体験をオフラインとオンラインで統合的に分析する日本の商業施設における革新的な試み
 今回、日本の商業施設における革新的な試みとして、顧客の行動データをオフラインとオンラインで統合的に分析を行うシステムを検証します。本実証実験ではポップアップストア内に設置された9個のカメラを通じて取得したオフライン行動データと「mozoアプリ」のチェックイン機能によって取得したアプリの顧客IDと紐づけることで、オフラインとオンラインを統合しながら顧客行動を分析します。

 顧客単位での行動データの分析が可能になることで、リアル店舗と独自ECプラットフォームを有するSCならではの新しい買い物体験の魅力向上の実現を目指します。例えば、手に取って試したものの購入を迷って棚に戻した商品のあるお客様に、データに基づく施策が行えるアイリッジの「FANSHIP」を通じて、後日アプリでEC在庫をお知らせしたり、該当商品のクーポンを提案したりするなど、店舗とアプリを跨いだシームレスな接客が可能になります。また、OMOマーケティングが今後ますます加速する将来に向けて、施設テナント企業に対して有効なマーケティングデータをフィードバックするためのシステム構築の実現を目指します。

■「mozoアプリ」について
 mozoアプリはmozoワンダーシティでのお買物額に応じてポイントがたまる会員アプリで、現在の会員数は約12万人。クーポンやプッシュ通知機能があり、アプリ会員限定企画も数多く実施しています。たまったポイントはmozoPLUSで利用することもできます。今回の「mozo SUSTAINABLE PARK」でもチェックインした会員様にはmozoアプリポイントをプレゼントします。
図:店舗でのチェックインイメージ
  • 実証実験の実施詳細

■期間:2021年11月27日(土)~2022年2月28日(月) 
■時間:10:00~18:00
■場所:mozoワンダーシティ1F ウェストコート
■商品展示ブース数:2ブース
■出店ブランド数:期間中11ブランド前後

mozo SUSTAINABLE PARK」内でmozoアプリにチェックインしチェックインカウンターのQRコードを読み込むと、10ポイント獲得できます。

■チェックイン(1.2.)~チェックインポイント獲得(3.4.)の流れ
1.チェックインカウンター付近でアプリを起動
2.行動データ取得ポリシーに同意の上チェックイン
3.チェックインカウンター設置のQRコード読み取り
4.チェックインポイントを獲得


  • オフラインとオンラインが連動するニューノーマル時代のSCにふさわしい新しい買い物体験

■ 「mozo SUSTAINABLE PARK」について
サステナブルをテーマに魅力的な商品・イベント・情報をお届けしていくmozo独自の新しいサービスです。本実証実験では、mozoワンダーシティ施設内1F「ウェストパーク」とECプラットフォーム「mozoPLUS」の双方にポップアップストアを設置して、オフラインとオンラインが連動した買い物体験を提供します。出品される商品は、当施設内テナントの中からキュレーションされるサステナブル商品や今回新たに参加いただくサステナブル企業による期間限定商品が揃います。また、物販だけではなくサステナブルをテーマにした各種イベントも開催予定です。

mozo SUSTAINABLE PARK特設サイト→https://www.mozo-wondercity.com/lp/sustainable-park/

■ 「mozoPLUS」について
mozoPLUSは、2021年8月にスタートしたmozoの公式ECショッピングモールです。いつでも、どこでも、mozoの商品を購入したり、出店テナントが配信する動画を閲覧することができます。今回はその中に「mozo SUSTAINABLE PARK」として、ポップアップストアが登場、オンラインでもサステナブルな期間限定商品 を楽しんでいただくことができます。
mozoPLUS→https://plus.mozo-wondercity.com/
  • 今後の展望
 アイリッジでは、Flowとともに本実証実験の肝となるチェックインシステム部分を担当するほか、2020年2月26日に提供開始した「mozoアプリ」の開発支援もしています。実証実験期間中は、ユーザー体験を損なわないチェックインの流れやアプリのUI/UX、お客様の行動に対する適切なマーケティングアプローチなどを中心に、実証実験終了後の本格展開に向けた検証を行います。また今後は、アプリダウンロードや利用促進のデータを蓄積し「mozoアプリ」のさらなるファンづくりを目指すとともに、OMO施策が推進されるリテール業界を中心にFlowと連携した取り組みの展開強化を図る予定です。
  • プロジェクト企画・運営パートナーシップ

mozo SUSTAINABLE PARK」企画・運営企業について
■プロジェクト全体統括
物件保有/方針策定:日本都市ファンド投資法人/三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社
企画統合ディレクション:株式会社博報堂
全体企画・OMO型体験設計:株式会社エクスペリエンスD

■プロジェクト実行体制
OMO型行動データ取得:株式会社アイリッジ、株式会社Flow Solutions
OMO型行動データ分析:株式会社博報堂プロダクツ
ポップアップストア編集:HIROYUKI MIZUNO DESIGN
ポップアップストア運営:株式会社アド・ウォーク

  • FANSHIP(ファンシップ)とは
 「FANSHIP」は、顧客を優良顧客へと育成し売上・利益を最大化するファン育成プラットフォームです。顧客のオンライン行動履歴やオフライン行動履歴、CRMデータを取得・分析して結び付きの強さ(ファンレベル)ごとにセグメンテーションし、自社アプリやLINEなどの外部プラットフォームを通じたコミュニケーションが行えます。リテール業界や、メガバンクをはじめとする金融業界、MaaS関連企業を中心にさまざまな業界の300アプリ以上に導入されています。
https://www.fanship.jp/
 株式会社アイリッジは、「Tech Tomorrow:テクノロジーを活用して、わたしたちがつくった新しいサービスで、昨日よりも便利な生活を創る。」という理念のもと、スマートフォンアプリを活用した企業のOMO(Online Merges with Offline)支援を軸に、リテールテック、フィンテック、MaaS、VUI(音声インターフェース)、業務支援等、幅広い領域でDXを支援しています。OMO支援ではアプリの企画・開発における業界トップクラスの実績に加え、アプリマーケティングにも強みを持ち、データに基づく施策でユーザーを優良顧客へと育成するファン育成プラットフォーム「FANSHIP」を通じて、購買促進やCX改善の支援を行っています。
https://iridge.jp/
  • 株式会社Flow Solutions
 株式会社Flow Solutionsは、2016年にデータ活用プラットフォームの提供を開始し、アパレルや雑貨店、家電量販店など、これまで100社以上のシステム導入・3,000以上のセンサー接続実績がございます。弊社サービスFlowは、IoTによる人流計測データや既存データとの連携によって店舗状況を可視化し、AI技術を用いた多次元なデータ分析を可能にします。店舗データの活用がもたらすより具体的で効果的なDXの実現をサポートすべく、日々活動しております。
https://www.flow-solutions.com/

配信元企業:株式会社アイリッジ

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ