株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:湯野川孝彦)は、スリランカインドネシアフィリピンの生徒を対象とした「国際デジタル算数コンテスト2021 (Surala Digital Math Contest 2021)」を2021年12月11日に開催しました。計算の正確さと速さを競う「マス計算」部門に加え、本年は、算数・数学の実用的な技能を測る、実用数学技能検定「数検」(数学検定・算数検定、以下「数検」)を実施・運営している公益財団法人日本数学検定協会(本部:東京都台東区、理事長:清水静海)の協力のもと、「算数テスト」部門を新設しました。当日は、各国での予選・決勝を勝ち上がった177名の生徒・児童が日ごろの学習の成果を発揮しました。加えて、予選大会に参加した生徒も同日に開催したアクティビティに参加し、約300名がオンラインで集い、国際交流の機会を持ちました。

(左:スリランカインドネシアフィリピンから参加した生徒
右:優勝した生徒を表彰する公益財団法人日本数学検定協会の高田忍専務理事)

すららネットは、海外で展開する「Surala Ninja!」の提供に加え、生徒が目標に挑戦し、努力が成果につながる経験を得て、自信や自己肯定感を醸成する機会をつくることを目的に、2018年より各国の現地のパートナー企業とともに算数コンテストを開催してきました。オンラインで学習管理が可能な利点を生かし、2020年以降もオンラインでイベント開催を継続し、新型コロナウイルス感染症の影響で多くの学校行事が休止する中、子どもたちが新しい挑戦をする機会を提供し続けてきました。

本年は、事業を展開しているスリランカインドネシアフィリピンの3か国が合同で行う初の大会となり、51校・団体より2,332名が予選に参加、10月より開始した予選・国内決勝を経て、勝ち残った177名が国際決勝大会に集いました。また、予選会に参加した生徒も算数ビンゴゲームや参加国の文化・言葉を学ぶアクティビティに参加し、他の国の生徒と交流しました。

「マス計算」は計算の正確性とスピードを向上するための日本独自の算数教育の手法で、「Surala Ninja!」の中でも特徴的なコンテンツの1つになります。参加した生徒は、日ごろから練習を重ね、当日は存分にその計算力を披露しました。「マス計算」の最上位部門である「100マス部門」で今大会優勝したインドネシアMarichelle Novithaさん(小学4年生)は、各四則演算の100マス計算テストをすべて満点・平均解答時間1分4秒という素晴らしい結果を残しています。
また、本年より新設した「算数テスト」では、生徒達が、幅広い算数の知識や数学的思考力が求められる問題に挑戦しました。「算数テスト」の最上位学年である小学6年生の優勝者には、日本数学検定協会から賞として「SUKEN Award」が贈られました。

すららネットは、今後も教育イベントの活動を通じて、子どもたちが自己肯定感を醸成し、学習意欲を高める機会を提供できるよう、引き続き尽力していきます。


■eラーニング教材 Surala Ninja! について
海外版として小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションを通じて加減乗除の四則計算を楽しく学べる e ラーニングシステムです。生徒は自身のデバイスで自分のペースで学習できるとともに、指導者は学習管理システムを通じて生徒の学習の進捗や理解度を把握した上で学習内容を調整でき、生徒個々人にあわせた個別最適化の学習を実現します。現在、スリランカ向けのシンハラ語版、インドネシア向けのインドネシア語版、また、主にインドフィリピンで活用されている英語版があります。

■公益財団法人日本数学検定協会について
日本数学検定協会は、内閣府から認定を受けた公益法人です。数学検定事業を中心に、ビジネス数学事業や算数・数学の普及啓発事業など、さまざまな公益事業を通じて、世界中の人々の生涯にわたる数学への興味喚起と数学力の向上に貢献することをめざしています。

■「数検」について
実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省。対象:1~11級)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、また、数検を実施する学校や教育機関も16,000団体を超え、公費での活用も広がっています。以来、累計志願者数は600万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンカンボジアインドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は40,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。
※志願者数・実施校数はのべ数です。

■株式会社すららネットについて
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、アダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」と「すららドリル」を、国内では 約 2,500校の塾、学校等40万人を超える生徒に提供しています。全国の公立学校、有名私立中高、大手塾での活用が広がる一方で、発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む生徒に学習の機会を提供するなど日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的な EdTech スタートアップ企業として2017年に東証マザーズに上場しました。
2014年より海外での事業も開始し、各国の私立学校及び学習塾へ導入されています。また、近年、日本型教育は世界の多くの国で注目を集めており、日本政府もEdTech 企業の海外展開支援に取り組んでいます。すららネットは昨年度採択された経済産業省/JETROが実施する「未来の教室」海外展開支援等事業に続き、今年度も官民協働のオールジャパンで取り組む日本型教育の海外展開事業「EDU-Port ニッポン」パイロット事業 公認プロジェクトとして活動しています
海外事業についてはこちら(英語ウェブサイト)https://surala-net.com/ をご覧ください。

配信元企業:株式会社 すららネット

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