12月18・19日の週末映画動員ランキング。約20年ぶりに復活した人気SFシリーズの最新作が首位に躍り出た。

【写真を見る】キアヌ・リーヴスが再びネオを演じる『マトリックス レザレクションズ』

■革新的な映像で話題の『マトリックス レザレクションズ』が首位デビュー!

今週、初登場1位に輝いたのは、『マトリックス レザレクションズ』。土日2日間で動員18万6000人、興収3億円をあげ、初日から3日間の累計では動員27万6000人、興収4億3900万円を記録するヒットスタートを切った。

1999年に第1作が公開され、革新的な映像、アクションで社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなった「マトリックス」シリーズの第4作で、『マトリックス レボリューションズ』(03)以来の新作となる本作。劇場には、当時の興奮を知る大勢のファンが駆けつけたようで、「これぞマトリックス!」「ずっとこの世界に浸っていたい」「いまだからこそ作れる意欲的なストーリー」「ネオやトリニティーは年を経てもカッコよかった!」といった熱い感想がSNSに上がっている。

また、著名人からの絶賛の声も寄せられており、押井守監督が「『マトリックス』をキアヌとキャリーでまた作ってほしいと思っていたお客さんにとっては、間違いなく『これが見たかったんだ』という作品」、ゲームクリエイターの小島秀夫は「『レザレクションズ』は現実とマトリックス世界、さらには『マトリックス』3部作をもメタ的なレイヤーで繋げるという、ほかに類を見ない野心作となった」、『アニマトリックス』(03)の「ビヨンド」を監督した森本晃司も「全世界がこの仮想現実の虜になりうるワクワクが詰まっていた!」とコメントしている。

■『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』が3位にランクイン

新作からはほかに、見た目は赤ちゃんだが中身はおっさんな「ボス・ベイビー」の活躍を描く大ヒットアニメーションの続編『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』が3位にランクイン。動員11万7000人、興収1億4600万円をあげている。また、動員9万7000人、興収1億2500万円をあげた『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』は4位という結果となった。

■公開2週目の『あなたの番です 劇場版』が累計興収10億円に

既存作品では、先週首位スタートを切った『あなたの番です 劇場版』が、土日2日間で動員14万9000人、興収2億500万円をあげ2位へ。累計では、まもなく動員70万人、興収10億円に達する。

このほか、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が5位に入り、累計で動員96万人、興収14億円に。6位の『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』も動員111万人、興収35億円となり、9位の『そして、バトンは渡された』は動員120万人、興収15億円を記録している。

今週末からは、「週刊少年ジャンプ」で連載中の人気コミックが原作のテレビアニメ「呪術廻戦」の映画化作品『劇場版 呪術廻戦 0』、表向きは高級紳士服テーラー、裏の顔は世界最強のスパイ組織である“キングスマン”の誕生秘話を描く『キングスマン:ファースト・エージェント』、ドニー・イェンとニコラス・ツェーがW主演を務めるアクション『レイジング・ファイア』といった作品が公開されている。

文/サンクレイオ翼

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