12月25日、演劇ユニット・30-DELUXとアクションクラブがタッグを組んで上演する舞台「30-DELUX NAGOYA アクションクラブ MIX『ナナシ2021』」の東京公演初日が新国立劇場小劇場で行われ、公演前にプレス向けのフォトコール取材会が開催された。

【写真を見る】質問を受けて2人で話す古畑奈和と高柳明音

同作は、戦国時代を舞台に青龍、朱雀、白虎、玄武という超人的な力を持つ4人の暗殺者集団“四神無双”と、主人公の忍者・ナナシと仲間たちの戦いを描いたスペクタクルアクションエンターテインメント活劇。

今作では、高柳明音古畑奈和(SKE48)、BMKの松岡拳紀介と三隅一輝が本格的な殺陣に初挑戦。そんな彼らの成長ぶりについて、主人公の忍者・ナナシを演じる川原正嗣(アクションクラブ)は「すごく急成長しています」と評し、「東京で観る方はラッキーだと思います。日に日に成長していっているので、立ち回りが見どころだと思います」と語った。

製作総指揮も務める青龍役の清水順二(30-DELUX)も、先に名古屋(12月9日~12日)と大阪(12月17日~19日)で行った上演の反響について、「反響は僕の想像以上にありまして。初日が明けたら(名古屋の)各テレビ局の方が2日目から山ほどやって来て。『応援したいです』ってお言葉を頂いて、本当に夢のような話でしたね。名古屋の公演は褒められてばかりで、ちょっと気持ち悪かったです(笑)」と冗談交じりに話した。

また、劇中で毎回ナナシから「変化の術を教える」として、アドリブモノマネなどのむちゃぶりを受けている古畑は、「“未来のアイドルはどんなアイドル?”っていうお題は悩みました。でも、“コマネチ”は好きでしたね(笑)。楽しかった」と明かし、意外な感想に周囲からは笑いが。隣にいた高柳も「好きだったの!?」と驚きを口にした。

一方、古畑が歌う曲が流れる中でのアクションシーンがある朱雀役の高柳は、そのシーンについて「奈和が歌っている曲は私と白虎(村瀬文宣)の関係を歌っていたりするんですけど、1回観るだけだと殺陣に集中して歌詞が入ってこないと思うので、ぜひサウンドトラックも買っていただいて歌詞にも注目してもらえると泣けると思います」とアピール。

続けて、そのサウンドトラックに自身と古畑が2人で歌う楽曲が収録されていることについて、高柳は「その曲だけは今回のために演出の刈馬カオスさんが書き下ろしてくれたオリジナル(※他の収録曲は2009年の初演時の楽曲)なので、楽しんでもらえたらと思います」とコメント。古畑も「以下同文です!(笑)」と言って笑顔を見せた。

「30-DELUX NAGOYA アクションクラブ MIX『ナナシ2021』」東京公演は、12月28日(火)まで新国立劇場小劇場で行われる。

会見に登壇した「ナナシ2021」出演者/ ※ザテレビジョン撮影