マクドナルド

チキンマックナゲットが喉に詰まり、苦しみ始めた女性客。その様子を見た15歳のクルーが命を救っていたことを、『New York Post』『The Mirror』など海外のメディアが伝えた。


■客の異変に気づいたクルー

アメリカ・ミネソタ州のマクドナルドでクルーとして働くシドニー・レイリーさん(15)が、先日もいつものようにドライブスルーで客の対応に当たった。

ひとりの女性客が注文したチキンマックナゲットを受け取り、それを頬張りながら残りの品を待っていたが、突然苦しみ始めて激しい咳を連発した。

その様子を見て「ナゲットを喉に詰めたに違いない」と直感したシドニーさんは、迷わず窓から飛び出して客に寄り添った。


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■応急処置で客をレスキュー

シドニーさんは「通報してください」と店長に大声で伝えるなり、喉のナゲットを取り除こうと「ハイムリック法」なる応急処置を実践。しかしうまく行かなかったため近くにいた人に協力を要請し、ようやくナゲットの除去に成功した。

シドニーさんは、11歳のころに赤十字主催の子守講座を受講。その際に学んだハイムリック法を覚えていたおかげで、女性客の命を救えたのだという。

■警察からも感謝の言葉

喉にチキンナゲットが詰まり窒息寸前だった女性は、見事に救ってくれたシドニーさんたちに深く感謝していたという。

その後に警察が現場に駆けつけ、シドニーさんに100ドルを贈呈。「あなたは人命救助に成功しました」「おめでとうございます」と声をかけたという。


■「時給をアップしてあげて」

この件が報じられると、インターネットには「なんて立派なクルーなんだ」「時給をアップしてあげて」というコメントが多数書き込まれた。

シドニーさんがいなければ女性客は死んでいたかもしれない」「まさに英雄だ」という意見、「うちの子供にもハイムリック法をぜひ学んでほしい」「知識を実践に生かせるのはすごい」という声もある。

なおシドニーさんは小さい頃に自閉症の診断を受けており、両親も仕事をさせることに不安を感じていたという。しかし真面目に勤務し人命救助にまで貢献したシドニーさんを、「とても誇りに思っている」とメディアに語った。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

マクドナルドの10代クルーの機転 チキンナゲットを喉に詰めた客を救い称賛