28日、中山競馬場で行われたG1・ホープフルステークスは、横山武史騎乗のキラーアビリティが快勝。横山武史騎手はG1年間5勝と飛躍の年となった。

ホープフルステークス、勝利ジョッキーコメント
1着 キラーアビリティ
横山武史騎手
「2週連続で調教に乗せていただいて、走る馬だと感じていましたし、ただちょっと口向きだったり難しさあるなと感じていたので、ちょっとそこが不安ではあったんですけど、何とか馬もリラックスして走ってくれてすごく良いポジショニングで頑張ってくれました。やっぱりやってみないと何とも言えないので、ちょっと1・2コーナーはやっぱり噛んでしまったんですけど向正面けっこう馬が思った以上に早く抜けてくれて、あぁこれなら大丈夫だなと感じました。(有馬記念と)同じオーナーさんですし、エフフォーリアも強かったですけど、この馬も本当に強くて馬に感謝しています。まだまだ子供で、ちょっと後ろ脚の力がまだまだで、どうしても気だけで走ってしまうところがあるので、もっとONとOFFがハッキリ出来るようになってくれれば、もっともっと走れる馬だと思います。今年目標とした年間100勝とG1を勝つことを目標にしていたんですけど、まさかこれだけ自分が想像していた以上に5勝も勝たせていただけるなんて、本当に関係者の方々はもちろんなんですけど、頑張ってくれているのはいつも馬なので、本当に馬に感謝の気持ちを忘れず、これからも頑張っていきたいと思います。もっともっと頑張ります」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 12月28日、中山11Rで行われた第38回ホープフルステークス(2歳オープン・G1・芝2000m・15頭立て・1着賞金=7000万円)は、横山武史騎乗の2番人気、キラーアビリティ(牡2・栗東・斉藤崇史)が勝利。G1初制覇を飾った。JRA G1完全制覇のかかった武豊騎手は10着に敗れた。勝ちタイム2分00秒6(良)。

 2着に4番人気のジャスティンパレス(牡2・栗東・杉山晴紀)、3着に8番人気のラーグルフ(牡2・美浦・宗像義忠)が入った。

【有馬記念】横山武「気を引き締めて頑張りたい」エフフォーリアが完勝

横山武史はG1年間5勝目

(C)Yushi Machida

 一昨日の有馬記念を制した横山武史騎手の手綱捌きに導かれて、ディープインパクト産駒の良血馬、キラーアビリティがG1初制覇を飾った。レースでは好位追走から楽々後続を突き放しての完勝。この勝利で横山武史騎手はG1年間5勝目と飛躍の年となった。JRA G1完全制覇がかかった武豊騎手(アスクワイルドモアに騎乗)は、10着に敗れて記録達成は来年以降に持ち越しとなった。

 ホープフルステークスを勝ったキラーアビリティは、父ディープインパクト、母キラーグレイシス、母の父Congareeという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は4戦2勝。重賞は初制覇。鞍上の横山武史騎手、管理する斉藤崇史調教師は共に同レース初勝利。

【全着順】
1着 キラーアビリティ 横山武史
2着 ジャスティンパレス C.デムーロ
3着 ラーグルフ 丸田恭介
4着 フィデル 川田将雅
5着 ボーンディスウェイ 石橋脩
6着 マテンロウレオ 横山典弘
7着 アケルナルスター 柴田大知
8着 シェルビーズアイ 松田大作
9着 グランドライン 三浦皇成
10着 アスクワイルドモア 武豊
11着 オニャンコポン 菅原明良
12着 コマンドライン C.ルメール
13着 サトノヘリオス 岩田望来
14着 クラウンマジック 岩田康誠
15着 タイラーテソーロ 内田博幸