クリスマスとも重なった12月25・26日の週末映画動員ランキング。2021年最後の集計を飾るにふさわしい驚きの結果となった。

【写真を見る】乙骨憂太を主人公に、本編の前日譚となる「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」を描く『劇場版 呪術廻戦 0』

■『鬼滅の刃』に次ぐ記録で『劇場版 呪術廻戦 0』が首位デビュー!

劇場版 呪術廻戦 0』が、土日2日間で動員113万6000人、興収16億2200万円をあげ圧倒的な強さで初登場1位に。初日から3日間の累計では動員190万人を突破し、興収27億円に迫る驚異的な大ヒットスタートとなった。この数字は歴代興収記録を大幅に塗り替える最終興収404.3億円をあげた『劇場版「鬼滅の刃無限列車編』(20)に次ぐ記録となっており、年末年始の高稼働も期待される。

本作は、「週刊少年ジャンプ」にて連載中の芥見下々によるシリーズ累計発行部数6000万部超えの大人気コミック「呪術廻戦」を原作とするテレビアニメの劇場版。IMAX39館を含む全国418館で公開されており、全国7大都市14劇場58スクリーンで公開初日の午前0時からスタートした“最速上映”にも大勢のファンが駆けつけていたことからも、その注目度の高さが伝わってくる。

■過激なアクションにファンも熱狂!『キングスマン:ファースト・エージェント』が初登場2位

2位には、英国紳士によるスパイ組織“キングスマン”の活躍を描く人気アクションのシリーズ最新作にして、その始まりを描く『キングスマン:ファースト・エージェント』がランクイン。初日から3日間の累計では動員15万7000人、興収2億3200万円をあげるスタートとなった。

大勢のファンを持つ作品なだけに、本作を鑑賞した人からは、「今年観た映画のなかで間違いなく1番良かった。内容もアクションもほんとに最高」や「シリーズ最高傑作だろこれ」、「過去作のエグジーやハリーたちも誰も出てこないけど、紛れもなく『キングスマン』で、過去最高の『キングスマン』だった…」、「ラスプーチン戦の殺陣はシリーズでも最高だと思う」といった熱い感想コメントが続々と集まっている。このほかにも、「ド派手なアクションと、英国紳士特有の台詞回しがほんとイカしていて最高」や「映像、音楽がとてつもなくカッコよくて痺れた」といったシリーズの顔とも言える過激なアクションや演出を絶賛する声、「観たら感動必至、手に汗握る傑作」などの過去作とは一線を画す泣けるストーリーを推す声も聞こえてくる。

■『あなたの番です 劇場版』の累計動員がまもなく100万人

既存作品では、『あなたの番です 劇場版』が3位につけている。土日2日間で動員10万人、興収1億3800万円をあげ、累計では動員93万人、興収12億円となった。

このほか、公開4週目で6位の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が累計で動員108万人、興収15億円を突破。8週目で9位の『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』は累計動員90万人を記録している。

今週末には、松本潤が逆転不可能と言われる事件に挑む弁護士を演じるテレビドラマの劇場版『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』が本日からスタートしたのに続き、北村匠海黒島結菜の共演で等身大の若者のリアルを綴る『明け方の若者たち』、コーエン兄弟の兄ジョエルがシェイクスピア四大悲劇の一つをモノクロ映像で新たに描く『マクベス』といったタイトルが公開される。

文/サンクレイオ翼

『劇場版 呪術廻戦 0』が驚異的な記録で初登場1位に!/[c] 2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 [c]芥見下々/集英社