小学館創業100周年を記念し、漫画家・高橋留美子さんのデビュー作「うる星やつら」がフジテレビ"ノイタミナ"他で2022年に完全新作TVアニメ化決定! 寅年の元旦である本日、ティザービジュアルとティザーPVが解禁されました。

諸星あたると神谷浩史さんのリンクビジュアル

うる星やつら」は、地球"最凶"の高校生・諸星あたると宇宙から舞い降りた"鬼っ娘"ラムの出会いから始まる、銀河中から集結するキャラクターたちによるラブコメディです。アニメは全4クールを予定しており、選び抜かれた原作エピソードが描かれます。

諸星あたる役は神谷浩史さん、ラム役は上坂すみれさんに決定! 監督は髙橋秀弥さんと木村泰大さん、シリーズ構成は柿原優子さん、キャラクターデザインは浅野直之さん、アニメーション制作はdavid productionが担当します。

発表にあわせて、原作の高橋留美子さん、メインキャストの神谷さんと上坂さん、そして1981年放送の「うる星やつら」であたるとラムを演じた古川登志夫さん平野文さんからのコメントが到着しました。

アニメ公式サイト、公式Twitter(@uy_allstars)も開設されました。公式Twitterでは、あたる、ラムのキャストサイン入り年賀状風ポストカードを10名にプレゼントするキャンペーンが始まっているほか、Webコミック配信サイト「サンデーうぇぶり」では、「うる星やつら」原作第1巻~第10巻の無料配信が実施されています。

諸星あたる

東京の友引高校に通う、世にも稀な凶相の持ち主。趣味はガールハント。ラムからは「ダーリン」と呼ばれている。不死鳥のごとき生命力を持ち、浮気を疑われてはラムから電撃を食らうがまったくめげない。

諸星あたる役・神谷浩史さんのコメント】

◆ご自身にとって「うる星やつら」とは?

うる星やつら」並びに高橋留美子作品全般が、僕の根幹を形成する上で大きな影響を与えているのは間違いありません。なので僕にとって「うる星やつら」は僕の一部なんだと思います。

◆演じるキャラの魅力と、演じるにあたって大切にしたいこと

あたるのように、ラムの電撃で黒焦げにされても次のコマでは元に戻っているような、肉体的にも精神的にもあそこまで根がいい加減なキャラクターはこの世の中にそんなにいないんじゃないかと思います。僕は古川登志夫さんの演じるどこまでも軽薄で無責任なあたるが大好きなんです。その思いと今まで培ってきた声優としての技量全てを持って、新しいあたるを作っていけたらと思っています!

■ラム

最高にキュート(ときどき凶暴)な鬼族の女の子。あたるを追って地球で暮らすことになる。周囲は「なぜあんなに可愛い女の子があたるなんかを?」と首を傾げるが、ラムはどこまでも一途。本人いわく、電撃は愛情表現!

【ラム役・上坂すみれさんのコメント】

◆ご自身にとって「うる星やつら」とは?

自分が生まれる前からある名作なのに、今観てもかわいくて面白くて時々切ない、とてつもないパワーのある作品だとあらためて感じています。私は高校のときCS放送でアニメを観たのをきっかけに、原作とラムちゃんのフィギュアを集めていき、うる星やつらワールドに見事にハマりました! あらゆる人の青春に、「うる星やつら」はキラキラと輝きながら宿っているのでしょう。

◆演じるキャラの魅力と、演じるにあたって大切にしたいこと

ラムちゃんは、浮世離れしたかわいらしいセクシーさと、ダーリンへの一途さが共存しているのが、第一印象からとても魅力的でした。本当に本当にすごいキャラクターなので、演じるのはかなりプレッシャーや緊張がありますが、軽やかに空を舞うラムちゃんの天真爛漫な表情を楽しみながらお芝居できれば、と思います!

【原作・高橋留美子さんのコメント】

あけましておめでとうございます。寅年に「うる星やつら」を再びアニメ化していただく事になりました。キャラデザは「おそ松さん」の浅野直之さん。「おそ松さん」は大好きで欠かさず見ていたので、とても嬉しいです。40年前の「うる星やつら」も古川登志夫さん、平野文さん始め、最高の声優さん達に演じていただき恵まれた作品でした。今回も、あたるの神谷浩史さん、ラムの上坂すみれさん、そして他のキャラ全員、主役級の声優さん達で、豪華さに驚いています。視聴者の皆様、ご期待ください。シナリオも面白く、髙橋、木村両監督がどのように映像化してくださるのか、すごく楽しみです。昔ファンだった人も「うる星やつら」を知らない人も楽しめる作品になると思いますので、ぜひご覧ください。

1981年放送版TVアニメ 諸星あたる役・古川登志夫さんのコメント】

◆ご自身にとって「うる星やつら」とは?

それまでのアニメ、例えば巨大ロボットモノの主人公のような二枚目キャラから、あたるのような三枚目キャラへと、守備範囲のレンジを広げてくれたアニメだと思っています。生涯現役として仕事を続けていく上で、そうしたエポックメイクな作品との出会いは、重要な意味を持つと思います。

◆あたるを新たに演じる神谷浩史さんへのメッセージ

自論として「プロの声優の数だけ演技論は存在する」と思っています。この場合の演技論とは《役創り=演技プラン》のことを指しているのですが、一人一人異なるところが面白いし、異なって当然、神谷さん独自のあたるを楽しみにしています。その前に、他者からのアドバイスやエールを必要としないほどに、神谷さんはもう立派にご自身の演技論を確立されているのは万人が認めるところでしょう。

1981年放送版TVアニメ ラム役・平野文さんのコメント】

◆ご自身にとって「うる星やつら」とは?

アニメ「うる星やつら」は私の声優デビュー作。そしてラムちゃんは、ファンの皆様同様私にとっても理想の女性像です。放映開始から40年を越えてもなお、かけがえのない作品です。今思うと、デビュー作にもかかわらずストレスも不安もなく収録に臨めていたのは、最上級のスタッフ陣、そして声優としての高度な技術を惜しみなく披露してくださっていたベテラン共演者のみなさま方が、こんな私を自然と引き上げてくださっていたからなのだと、あらためて実感、深謝しています。いつのころからか仕事場のスタッフの方に「今こうしてご一緒に仕事していることを、当時の自分に教えてやりたい」などと言われるようになりました。とても光栄で誇りに思います。おそらくダーリン役の古川登志夫さん方も同じ経験をなさっていらっしゃるはずです。原作者の高橋留美子先生が、今もなおヒット作を生み出し第一線でご活躍を続けてくださっていることもまた、わたくしたちの誇りでもあります。

◆ラムを新たに演じる上坂すみれさんへのメッセージ

すみれさん、私たちの敬愛する高橋留美子先生のルーミック・ワールドへようこそ! 新しい令和のラムちゃんは、なんと寅=虎年に誕生なんですね! これはもう期待する以外何をしろとおっしゃるのですか! ぜひとも、地球のダーリンのおとうさまおかあさまを大切にして、大活躍なさってくださいね! うちも楽しみにしてるっちゃ!

TVアニメ「うる星やつら」ティザービジュアル/(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会