中国メディア・鳳凰網は19日、16日に沈没した韓国の旅客船セウォル号の生存率が、1912年の4月に北大西洋で沈没した豪華客船タイタニック号に匹敵すると伝え、韓国国内からは自国を貶めるような言論も出ていると報じた。

 記事は、韓国・朝鮮日報の中国語サイトが18日、「セウォル号の事故における生存率は37.8%で、タイタニック号の事故における生存率の32%に近い」と報じたことを紹介。

 そのうえで、韓国国内から「100年前のタイタニックとほぼ同様の事故が2014年の韓国で起きるとは信じられない」と怒りの声が起きた伝えた。

 さらに「無能な韓国はいまだ落ちぶれた国家だ」などといった自嘲じみた意見が出たほか、「キムチスタン」と自国を貶める言葉まで見られたとした。

 なお、19日午前8時現在までのセウォル号における乗員乗客476人のうち174人が救助され、29人が死亡し、行方不明者は273人。また、タイタニック号における乗員乗客を合わせた犠牲者数は諸説ある。いずれにしても事故が甚大なものであることに違いない。(編集担当:今関忠馬)