新潟県上越市で8月20・21日に開催された「謙信公祭」に、NHK大河ドラマ「風林火山」で謙信役を演じたGACKTがゲスト出演した。

「謙信公祭」は戦国時代の名将、上杉謙信公の武勇と遺徳をたたえ、大正15年から毎年実施されている祭り。GACKTは「日本の未来を脅かす大震災が発生した今だからこそ、この上越の地で語りかけることに意味がある」という考えから、8月20日に上越文化会館大ホールにて特別企画「GACKT Live Message 今こそ伝える『義の心』」を行い、「助け合いの精神、それが武士道であり、謙信公が伝えた『義の心』ではないか」と東日本大震災被災地の復興に対する思いを語った。

また、GACKTは翌日8月21日の「出陣行列」にも昨年に引き続き参加。甲冑を身にまとい白馬にまたがったGACKT謙信はこども武者隊ら約700人におよぶ上杉軍の武者を従えて市街地を回り、春日山城史跡広場で川中島合戦を再現した。

GACKT コメント

今回の謙信公祭は通常の謙信公祭とは違い、大きな意味を持つものになりました。この震災を受けて「義の心」が日本人の心の美しさを象徴していることを多くの方が再認識したのではないでしょうか。

日本人らしさ、日本人の良さ、とはなんでしょう?

合理主義の「どちらが得か」という考え方ではなく、心が正しいと思うその姿を、その行為を、それを行動に移す精神力が日本人のすばらしいところではないでしょうか。

そんな沢山の想いと義の心をたくさん届けることができたと思います。

これからも一人の日本人として一人のサムライとして、この想いを届けていきたいと思います。

白馬にまたがるGACKT謙信。今年の「謙信公祭」には震災で大きな被害を受けた福島・南相馬市で避難生活を送る人々も招待された。