「攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears」の映画のエンディングテーマが、ショーン レノンとコーネリアスのスペシャルコラボレーション曲「Heart Grenade」に決定した。
6月28日より全国にて「攻殻機動隊ARISE」シリーズ待望の第3話「攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears」劇場上映されるが、1989年(平成元年)、『攻殻機動隊』がヤングマガジン海賊版(講談社刊)にて連載を開始して25年のアニバーサリーイヤーに相応しいコラボレーションだ。
歌唱と作詞をショーン レノンが、作・編曲は小山田圭吾が手掛ける。そしてこの度、コーネリアスとショーンから「Heart Grenade」についての新着コメントが届いた。
<コーネリアス(「攻殻機動隊ARISE」シリーズ音楽)コメント>
ヨーコさんのLIVEでロンドンに行ったときショーンと近況を話していて、攻殻機動隊の話をしたら彼がファンだというので、参加してもらったらいいかなと思って誘ってみました。以前からYoko Ono Plastic Ono BandやChimera関係で一緒に演奏する機会は多かったのですが、自分の曲で歌ってもらうのは初めてです。彼は元々攻殻機動隊を知っていたので、世界観を良く理解した歌詞を書いてくれました。今回はラブストーリーですから、ショーンのスウィートな歌声がマッチしていると思います。
<ショーン レノン コメント>
Photo by P.J. van Sandwijk
「Heart Grenade」を最初に聞いた時は、彼の作ったメロディはとても洗練されていて、歌詞をのせるのはむずかしそうだな、と少し懸念した。圭吾は、「border:3 Ghost Tears」が、殺しを依頼された男が、その標的であるサイボーグ(義体)と恋に落ちるストーリーだと話してくれた。そのテーマに隠された内容がとても印象的で、すぐにインスピレーションが湧いて来て、それからはとてもスムーズに詩ができていった。「border:3 Ghost Tears」の脚本を読んで、人が造る“サイボーグ”の命、感情、権利等の概念は、現在、そして未来においても、しっかりと向き合わなければならない重要な問題だと思った。命とは何なのか、本当の意識とは何なのか…僕たちは、真剣に考えなければならない。だからこそこの物語のテーマは、とても深遠で興味深いと思った。そもそも僕は、日本のアニメーションが大好き。「攻殻機動隊」も、最も好きな作品の一つだ。周りにいるアメリカの友人たちも「攻殻機動隊」は大好きで、僕がこの作品の音楽を担当することをとても喜んでくれているよ。
■日本のファンへのメッセージ
圭吾といっしょに作ったこの曲を聴いてくれて感謝している。歌詞を一生懸命作ったので、楽しんでもらえるとうれしいです。ありがとう。ショーンより
関連リンク
■Cornelius official site:http://www.cornelius-sound.com/
■CORNELIUS×攻殻機動隊ARISE スペシャルサイト:http://cornelius-kokakua-sound.com/
■Sean Lennon official site:http://seanonolennon.com/menu.htm
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