マジョルカがパリ・サンジェルマン(PSG)の元スペイン代表GKセルヒオ・リコ(28)のレンタル移籍に動いているようだ。スペインマルカ』が報じている。

マジョルカではスペイン人GKマノロ・レイナ(36)が2017-18シーズン以降、守護神を務めている。だが、加齢による衰えも目立ち始め、クラブはポジション争いのライバルとしてスロバキア代表GKドミニク・グライフを補強。だが、グライフはここ数カ月に渡って背中のケガに悩まされており、直近の公式戦2試合ではレイナの不在を受け、カンテラーノであるスペイン人GKレオ・ロマン(21)プレーさせている。

そのため、今冬の移籍市場でGKの補強を画策するマジョルカは、PSGで燻ぶる元スペイン代表GKをリストアップしているようだ。

2019-20シーズンにセビージャからレンタルで加入した後、翌シーズンに完全移籍でPSGの正式な一員となったセルヒオ・リコだが、コスタリカ代表GKケイロル・ナバス、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマというワールドクラスの2人のGKが在籍していることもあり、今季ここまではナバスの退場で急遽出番が回ってきたナント戦の1試合の出場に甘んじている。

そのため、出場機会を求め今冬のタイミングでレンタル移籍する可能性が伝えられている。一時はサンテチェンヌ行きの可能性が出ていたが、最終的に移籍は実現しなかった。

今回の移籍はPSGとマジョルカの両クラブ、セルヒオ・リコ本人にとって有益なものと言えるが、交渉成立に向けてはマジョルカにとって負担が大きい同選手の高額なサラリーの支払いのパーセンテージが肝となりそうだ。

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