バルセロナは13日、 オーストリア代表MFユスフ・デミル(18)との契約解除を発表した。

同選手は昨夏、ラピド・ウィーンから1年間の有償レンタルで加入。加入当初はバルセロナB登録となっていたが、プレシーズンのアピールとトップチームでのアタッカー不足の影響もあり、ラ・リーガ開幕からトップチームに帯同。第2節のアスレティック・ビルバオ戦で早くもデビューを飾った。

以降はロナルド・クーマン、セルジ・バルフアンチャビエルナンデスと3人の指揮官の下、ここまで公式戦9試合に出場。現体制ではベンフィカとのチャンピオンズリーグの試合でスタメン出場も飾っていた。

しかし、12日のスーペル・コパ準決勝のレアル・マドリー戦でデビューしたFWフェラン・トーレスの加入で状況が一転。その獲得資金を捻出するため、デミルは双方合意の下で所属元へ返されることになった。

スペインマルカ』が伝えるところでは、ラピド・ウィーンとの契約には、公式戦10試合に出場した時点で1000万ユーロ(約13億円)での買い取り義務が生じる条項が盛り込まれていたようで、バルセロナはその支払いを回避するため、12月8日に行われたチャンピオンズリーグバイエルン戦を最後に出場させていなかった。

なお、ラピド・ウィーンへ復帰したデミルは、同日に2024年までの新契約にサインしている。

サムネイル画像