犬の飼い主は今まさに何かを食べようとしていた。すると犬は自分も欲しくてお皿をくわえてると、飼い主の食べ物のお皿の横に置いた。
飼い主は自分の皿から犬の皿へと食べ物を移し替えると、ちょっと悲しそうな顔をした。すると犬はその気配を察したのか、自分の皿から飼い主の皿へと食べ物全て元に戻したのだ。
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ロシア、ケメロヴォ市での出来事。犬の飼い主である女性は今まさに食事をしようとしていた。更には2つのハンバーグのようなものがあり、フォークを持っている。
それを見ていた犬は、自分も分けてほしいとお皿をくわえてやってきて、皿をテーブルの上に置いてじっと待つ。
飼い主は自分の皿の料理をすべて犬の皿に移すと、がっかりとした表情をする。
すると犬は、自分の皿に移してもらった料理を1個、また1個と、全部飼い主の皿へと戻したのだ。
そして飼い主にやさしく顔を近づけて「食べていいよ」の合図。飼い主は微笑ながら、すぐにその1個を犬の口へといれた。
まああれだ。ちょっと仕込み臭は漂うが、それでも自制心がなければ、自分が手に入れた食べ物を我慢することはできないわけで、そう考えるとこの犬は賢いし、飼い主に忠誠を尽くしていることがわかる。
犬は人間の感情に共感する生き物だ。飼い主が悲しそにしていれば心配し、嬉しそうにしていると一緒になって喜ぶ。
だから人間の方も、犬の気持ちを尊重し、悲しませるようなことはなるべくしないようにしないとね。
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