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RPGで遊んでいると、色んな場面でプレイヤーをイライラさせる敵が登場する。こういうのはイライラさせることが仕事というか個性なので、それ自体が強い印象をあたえてくれるもの。

しかしそんな敵とのエンカウントが続いて「もういいって…」とため息が出た、という経験を持つ人も多いはず。

こっちが1人しかいないときにマドハンドがいっぱい出てきて、1体ずつ倒してもどんどん仲間を呼んでキリがなくなるとか。序盤でまだ毒消しもないのに毒状態にさせる敵にまんまとやられてしまい、町の手前で息絶えたとか。あとちょっとでシドーを倒せると思ったのにベホマを使われたとか。(文:松本ミゾレ)

「もう少しで倒せそうなところで自爆する」という声も

先日、5ちゃんねる「三大ゲームでムカつく敵キャラ『仲間呼ぶヤツ』『体力回復するヤツ』」というスレッドが立っていた。スレ主はもう1つ、何かムカつく敵の特徴がないかを募っているわけである。

スレッド自体はそこまで盛り上がらなかったものの、既に仲間を呼ぶ、回復するなどのウザい敵あるあるが表題に挙がっていたのが理由だろう。しかし、それでも別のベクトルの意見を挙げている人もいたので、ちょっとその声を紹介していきたい。

「倒しても負けたことにされるヤツ」
「レベル下げてくる」
「もう少しで倒せそうなところで自爆する」
「眠らしてくる奴」

ゲームによってはイベント戦で本来負けるべき敵に勝ったとしても、それがストーリーに反映されずに「くっそ~」と主人公が悔しがる、みたいなことがよくある。あれも、どうにかして負けイベントのボスを倒そうと思ってレベルアップしまくった経験を持つ人には屈辱だろう。

レベルを下げる。つまりレベルドレインを忌み嫌う人もいる。『ウィザードリィ』のグレーターデーモンなどがその代表格か。アレも悪夢みたいな敵だったなぁ。

また眠らせる敵にイラつくという声も。これはさらに眠っている間に回復したり、仲間を呼ぶみたいな最悪のコンボかます敵もいるので、余計にしんどいんだよね。

戦闘終了後に再設定を強いるタイプの敵、めっちゃ嫌じゃない?

ただ、そんな連中よりも一番しんどく感じるのが、倒した後にメニュー画面を開かせるような手間を生じさせるタイプだ。

たとえば『女神異聞録ペルソナ』だと、バックアタックされると陣形が崩れてしまう。その時点で戦闘が不利になるが、なんとか悪魔を退けても、そのまま次のエンカウントになったら陣形が崩れたままになっている。

だからバックアタックされた戦闘に勝利したら、いちいちメニューを開いて陣形を再設定しなければならなかった。これが嫌で嫌で。バックアタックの頻度自体は低いから、頻繁に陥る手間ではないんだけどね……。

また、こっちの装備を外してしまったり、破壊したり、装備レベルを下げるような敵も嫌だったなぁ。理由は再装備がめんどくさいってのと、破壊された場合は最悪、また武器屋などで代わりを購入しなければならないという点。それが一品モノだった場合にはもう本当に目の前が真っ暗になったもんである。

特殊攻撃が装備品のレベルを下げる系の敵も、やはりリカバリーの手間が生じるから苦手だった。こういう敵は一度遭遇すると最大限の警戒をするようになるんだよね。

戦闘では真っ先に狙うようになったり、そもそもそいつらの特殊攻撃を防ぐためのアイテムやスキルを装備するようになったり。できれば会いたくないんだけど、でも一度はそういうめんどくさい敵のムカつく攻撃の標的にさらされないと、本当の意味でそのゲームを満喫した気分にならないのでは? という気持ちも。

そういえば、最近はあんまり極端に理不尽なことをしてくる敵が出るゲームもあんまり見かけなくなった。それはそれで寂しい気持ちにもなるから、人間わがままなものだ。

ゲームでムカつく敵キャラといえば? レベル下げてくる、武器破壊、仲間を呼ぶ……