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「子供はもう学校に行かせません」と伝えたばかりに、本当に除籍処分に。意外な展開に怒り狂う母親の主張に『Daily Mail Online』などイギリスのメディアが注目し、トラブル発生の経緯を伝えた。


■コロナに感染した子供たち

イギリスで暮らす一家の子供2人(8,10)が新型コロナウイルスに感染したため、一定期間の欠席を経て登校した。

しかし学校職員は子供たちを見て驚き、母親に連絡。「お子さんたちを迎えに来てください」と要求された母親が理由を聞くと、「出席停止期間がまだ終わっていません」と言われたのだという。

その日、学校ではクリスマス会が行われていたが、子供たちは隔離されるはめに。せっかくの特別給食も廊下の床に座り食べたと知り、母親は「ひどい」と腹を立てた。


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■激怒の母親がメール送信

子供たちを自宅に連れ帰ったあと、母親は「うちの子供たちはもう学校には戻りません」というメールを送信。それを読んだ学校長はさっそく母親に連絡し、「(もう来ないということなので)さっそく除籍しました」と伝えた。

「学期末まで欠席させる」という意味でメールを送った母親は驚き、ショックを受けた。子供たちも「学校に行けなくなった」と嘆き、つらい思いで冬休みを過ごすはめになったそうだ。

■学校側の主張

「除籍する前に保護者に連絡すべき」と憤る母親だが、学校側は「保護者から『学校にもう行かせない』と言われなければ、こちらだって除籍などしません」と反論している。

また学校側はコロナ禍でも安全に授業が行えるよう感染予防を徹底しており、感染者出席停止期間も政府の方針に合わせているとのことだ。「あまりにもひどい」と怒り心頭の母親だが、コロナ禍で必死に運営を続ける学校側も厳しい態度を貫いている。


■訴訟も検討

子供たちを除籍された母親は激怒し、法的措置を検討しているとのこと。子供たちは同じ地区にある別の学校に通うことになったというが、どこまで理解・納得しているかは不明だ。

なお子供たちが本当に欠席停止期間を守ったのかなど不明な点が多く、世間からは「『戻らない』と言った母親が悪い」「ハッタリをかませば学校が謝罪すると思ったのでは?」という声が多くあがっている。

トラブルに巻き込まれ、慣れ親しんだ学校を去るはめになった子供たちが一番気の毒だ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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