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佐々木希主演の連続ドラマ『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京)が17日にスタートする。前日の16日にオンライン会見が開催され、同ドラマに出演する金子ノブアキ、戸塚純貴、遠藤憲一、そして西浦正記監督が出席した。登壇予定だった佐々木希は体調不良のため急遽欠席となった。発熱は見られないが、大事を取ったという。しかし遠藤が撮影中の佐々木について驚いたり、感心したことを語った。

秋元康が企画・原作のオリジナルラブコメディドラマ『ユーチューバーに娘はやらん!』で、佐々木希は2人の対称的な男性の間で恋に揺れる32歳の主人公・平千紗(たいら ちさ)を演じる。

結婚式当日、千紗が父親・総一郎(遠藤憲一)に手を引かれてバージンロードを歩き、永遠の愛を誓おうとしたそのとき、突然現れた2人の男。1人はハイスペックで安心安定のテレビ局員・榎本信(金子ノブアキ)。そしてもう1人は明日も分からない人気ユーチューバーTAKTAK戸塚純貴)。人生最高で最悪の日を過ごした千紗はどちらを選ぶのか?

ドラマに絡めて披露宴の高砂の席をイメージした会見セットに現れた金子ノブアキ、戸塚純貴、遠藤憲一、西浦正記監督。劇中では佐々木希ウェディングドレスを着用するが、遠藤憲一は「(ドレスの引き裾:トレーンが)ブワーッと長いんですよ。初日に披露宴会場で4、5人で抱えて大群衆が移動していた」と振り返る。ところが「2日目になったら、希ちゃん、一人でスッスッと(歩いていて)『何がどうなっちゃったの?』」と仰天したそうだ。「あっと言う間に自分のものになっちゃって、なんかウェディングドレスを着た親分みたいになっちゃって」と笑う遠藤に、周りも「一人で動いてましたね」と頷くなか、司会者が「裾をさばけるようになったんですね」と確認すると、遠藤は「さばけるどころか体の一部になっちゃって、尻尾みたいになっちゃって」と思い起こした。

さらに遠藤憲一が感心したのは、佐々木希の忍耐強さだったという。遠藤は演出を務める西浦正記監督に「しつこいんですよ、演出が。言い方悪いけど、俺はあんまり得意なタイプじゃないんですね」と本人を前にバッサリ。「細かいことを『もう一回』『もう一回』というのが俺はすごい苦手で」と告白して、「でも(西浦監督は)人を見るみたいで、俺にはあまりそういうふうにはせず、希ちゃんは主演ということもあって細かいニュアンスを何度も『もう一回』『もう一回』で、耐えている希ちゃんはすげえなと」と唸り、「パニくりもせずやり続けているのが本当にすごい」「希ちゃんは腐らずに『はい』『はい』って何度も繰り返すじゃん。自分が本当に小さな人間に感じちゃうんだよね」とこぼすと笑いが起きた。

また『コード・ブルードクターヘリ緊急救命―』シリーズ(フジテレビ)や『華麗なる一族』(WOWOW)などをこれまで手掛けてきた西浦正記監督は、今回の佐々木希の演技について「変顔とか動きとか表情も含めてものすごい面白いですよね。やっぱりあれだけお綺麗な方が急に崩す感じがすごく面白くて、全体的にはキュートに見える。自分の想像を超えていた」と驚きを口にした。

他に共演は千紗の妹でシングルマザーの風花役に若月佑美、千紗の母親・平美恵子役に斉藤由貴が顔を揃えた。

会見で金子ノブアキは「(月曜日夜の放送なので)一週間分の元気の養分に少しでもなれたらと思っています」、戸塚純貴も「本当にいろんな登場人物がいて、観てくださる方全員にグッときて刺さるようなお話になっていますので、笑って楽しんでいただければと思います」とコメント。遠藤は「希ちゃんとこの2人のラブコメも楽しめますし、我が家の長女でもありますが(我が家は)ナンセンスだらけの場面なんで、希ちゃんのキュンとする部分とアホくさい部分と両方いっぱい楽しめると思います。いっぱい新しい顔が見られるので楽しみにしてください」と呼びかけた。

(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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