アフリカ・ネーションズカップのグループE第2節が16日に行われ、コートジボワール代表とシエラレオネ代表の一戦で珍事が発生した。

 試合はコートジボワール代表の1点リードで終盤に差し掛かる。90+3分、コートジボワール代表GKバドラ・アリ・サンガレがダイビングでボールをキャッチした際、サンガレの膝が芝生に食い込んだことで転倒し、ボールが手からこぼれる。シエラレオネ代表はその隙に同点ゴールを決め、土壇場で2-2に追いついた。

 転倒したサンガレは担架で運ばれてしまったことに加え、すでにコートジボワール代表は5名の交代枠を使い切っていた。そこで急遽、パリ・サンジェルマントッテナムプレーしたDFセルジュ・オーリエがGKを務めることとなった。

 コートジボワール代表はその後勝ち越されることなく、90+5分に試合終了。コートジボワール代表とシエラレオネ代表の一戦は2-2の引き分けで終わった。

 なお、イギリス紙『デイリー・エクスプレス』によると、サンガレが負傷した原因となった芝生の状況は劣悪だった模様で、「危険なピッチの状態については多くの議論が交わされることになりそうだ」とした。

 コートジボワール代表は次節、アルジェリア代表と対戦する。

急遽GKを務めたDFセルジュ・オーリエ [写真]=Getty Images