都心でも積雪が観測されるなど、本格的な冬の寒さが続く最近。そんな中、青森県で見られた「とんでもない光景」が話題になっている。

【話題のツイート】これはすごい…


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■どうして落ちないの…

大雪

多くの注目を集めているのは、青森県弘前市にある印刷会社・アサヒ印刷公式アカウントによるツイート

投稿には「逆になんで落ちないんってくらい屋根雪出ててニュートンも腰抜かすわ」と意味深なコメントがあり、1枚の写真が添えられている。

写真を見ると、夜中に撮影された雪景色が確認できるが…よく見ると屋根から雪の塊が飛び出しているではないか。確かにこれは万有引力の法則を無視しているようにも見え、ニュートンもびっくりだ。


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■「凄すぎます」と驚きの声

投稿は大きな反響を呼び、数日で10万いいねを超える事態に。同時に「凄すぎます」「流石にここ迄はみ出してる雪は見た事ないですね…」と驚きのコメントや、「豪雪地帯あるあるですね」「雪庇はよ切らんと」と慣れた様子の玄人コメントが続出。

大雪 大雪

後日、同アカウントはツイッターを更新。「朝来たら崩壊してました」とコメントし、屋根から飛び出ていた雪の塊のその後について伝えていた。改めて見ると雪の量は相当で、これがなぜ落ちずに留まっていたかが不思議だ。

そこで、写真を投稿したアサヒ印刷の担当者に本件について尋ねたところ、意外な事実が明らかになった。

■理由はおそらく…


今回の写真が撮影されたのは仕事場で、「印刷機械がある工場の外に10m程の屋根があり、その端っこで撮影されたものになります」と語る担当者。

なお、写真にあったような雪の状態は雪庇(せっぴ)と呼ばれ、降雪量が多い地域では度々見られるのだとか。今回の雪庇は撮影時に初めて気が付いたそうで「おそらく、前の日に雨が降り屋根に面してる層が固まったことが原因だと思われます」と、当時の状況から考察してくれた。


■「今年は異常だなと思うくらい…」


雪庇も凄まじいが、純粋に雪の量にも驚かされる。これについては「今年は異常だなと思うくらい雪が多いです。昨年、一昨年とあまり雪がなかったので尚更そう感じます」とのコメントもあり、今年は特に雪が多いのだとか。

肉体的には厳しい寒さが続くが、「撮影してすぐ投稿したのですが、ここまで反響を及ぼすとは思わず呆然としております(笑)」と、寄せられた反応やユーザーとのやり取りに心は温まったようだった。

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(取材・文/Sirabee 編集部・ステさん

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