長野県岡谷市での「学生版ワーケーション」をきっかけに、慶應義塾大学の学生たちがフードロス解決につながる「地域貢献」「SDGs」「身体に良くておいしい」クレープを開発・販売。その収益を岡谷市に寄付金として贈呈しました。
慶應義塾大学経済学部・藤田康範(やすのり)研究会は、令和4年1月15日に、フードロス削減と地域貢献を目的としたクレープ販売の収益の一部を、岡谷市・今井竜五市長へ寄付金として贈呈しました。


この取り組みは、昨年、慶應義塾大学・藤田康範研究会の学生たちが岡谷市で「学生版ワーケーション」を体験したことがきっかけとなり実現しました。
藤田康範研究会は、過去5年にわたり諏訪地方の魅力を学生目線で発見し、PRにつなげる活動を研究テーマとして取り組んできました。令和3年度は「長野県岡谷市の古民家に無料で宿泊させていただいて、そこから大学のオンライン講義を受け、その代わりに、地域の自治体や企業、農家に資する活動を行う」という「学生版ワーケーション」を実施。一部のゼミ生が「テクノプラザおかや」のコワーキングスペースを拠点にSDGsの一環であるフードロス削減をテーマに研究を行いました。その経験から生まれたつながりを活かし、松本市の三幸治農園(代表・村山道雄・峰子氏)の「皮ごと丸ごと食べられるりんご」の規格外商品を食材として、日本初のクレープ店、株式会社マリオクレープ(代表取締役・平田照氏)の協力の下、はちみつ漬けりんごを使った「りんごはちみつパイクレープ」を商品開発。昨年12月に、慶應義塾大学日吉キャンパスに2日間限定でマリオクレープのキッチンカーが出店し、販売したところ、「地域貢献」「SDGs」「身体に良くておいしい」というクレープが学生たちに大好評で30万円の売り上げになりました。
贈呈式では、藤田康範教授と法学部3年山田莉奈さん、経済学部3年船井真優さん、渡利香音子さんから収益の一部10万円が寄贈されました。「岡谷市は今まで全く知らない土地でしたが、諏訪湖と山があって自然溢れる場所で充実した時間を過ごせました。ワーケーションで訪れたことがきっかけで地域発信のために何ができるかを東京で過ごしていても日常的に考えるようになりました。」と山田さん。お世話になった岡谷市の「ワーケーション」活動に貢献したいという学生たちの思いに、今井竜五市長は「貴重な収益を大切に使わせていただきます。みなさんのように地域のために活動してくださる学生をこれからも応援していきたいと思います。また、岡谷には色々な素材があるので、これからも交流を深め、生かしていただきたいです。」と感謝の言葉を述べました。学生たちは岡谷市が力を入れて栽培しているサツマイモ「シルクスイート」を活用したクレープのアイデアも提案し、引き続き、地域貢献につながる活動を行っていきたいと語りました。

岡谷市は「テクノプラザおかや」のコワーキングスペースを拠点に、企業や学生、個人の方を対象にワーケーションの受け入れを行っています。交通費、宿泊費の補助制度のほか、ポケットWi-Fiの貸し出し(無料)やe-バイクの貸し出しなど、滞在中に仕事も観光も楽しめるサービスが揃っています。



岡谷市へ行こう」ワーケーション受け入れについて
https://www.city.okaya.lg.jp/soshikikarasagasu/shogyokankoka/409/740/19212.html

テクノプラザおかや」コワーキングスペース
https://www.city.okaya.lg.jp/technoplazaokaya/shisetsuannai/sisetuannnai/floormap/19175.html

配信元企業:岡谷市

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