1月も中旬に入って受験シーズンの真っ最中といえる今、志望校に受かるため願掛けをする人も多いことだろう。そんな中、ツイッター上では屋根に積もった雪が「受験生にご利益がありそう…」と話題になっている。

【話題のツイート】屋根に積もった雪が…


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■落ちそうで落ちない雪

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「かなり落ちないで頑張っているな」とコメントを添え、屋根に積もった雪の写真を投稿したのは、ツイッターユーザーの八次郎さん。よく見るとそこには、分厚い雪の層が屋根からはみ出すだけでなく、美しい弧を描いて壁まで到達している…。

通常であれば重力に負けて屋根から落ちるはずが、強烈な粘り腰でこの状態を保つとは…まさに奇跡ともいえるバランス。落ちそうで落ちない雪、受験シーズンにご利益のありそうな写真だ。


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■ネットでは驚きの声

八次郎さんの投稿にネットでは、「すごい。一瞬何かと思った」「こんな事あるんだ。屋根の模様が綺麗に残っている」「屋根の上の雪って認識するのに1分はかかった」といった具合に、驚きの声が続出。

他には、「受験生に夢と希望を」「お守りになりそう…」「雪、お前…そんな受験生の為に…」「ご利益ご利益」など、落ちない雪にかけて受験生を応援するコメントも多く見られた。

■投稿者も驚いた軒先の雪

何かご利益がありそうな雪の写真は、「大学入学共通テスト」が始まった1月15日北海道・十勝地方で撮影。うん、時期的にもピッタリじゃないか…。

気になる当時の状況を八次郎さんに聞いてみると、「これは散歩している時に近所の家で見かけたものになります。雪が軒先に残る事自体はよくあるのですが、ここまでふんばるのは珍しいですね。大抵は重さに耐えられず落ちるか、住人の方が自分で落としますからね」とのこと。13日から大雪が降って、あちこちの屋根に雪が積もっていたのだという。


■今も写真の状態を保っているのか…

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ネットでは、この写真を見て勇気づけられたという受験生も多く見られた。今も頑張って耐えているのかと思いきや、「受験生の方に見せるのは大変心苦しいのですが、昨日の夜にはこうなってしまいました」と八次郎さんは申し訳なさそうに変わり果てた姿を送ってくれた。その衝撃的な崩壊具合に言葉を失ってしまった人も多いのでは…。

いや、代わりに落ちてくれたのだろう。うん、絶対そうに違いない。ちなみに今回の写真は、屋根に積もった雪が風や重さなどで、雪の塊となって徐々に垂れ下がる「雪庇(せっぴ)」という現象だと思われる。

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(取材・文/Sirabee 編集部・小野田裕太

思わず目を疑う「落ちそうで落ちない雪」 受験生にご利益がありそうだと話題