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このほど中東の国クウェートで撮影された、暴れるライオンを平然と抱きかかえて夜道を歩く女性の動画が注目を集めている。街中にいるはずのないライオンを若い女性が鷲掴みにして運ぶ動画には、混乱する人もいたようだ。『The Mirror』『Arab Times』などが伝えている。

クウェートのサバヒヤで今月初旬、激しく抵抗して暴れるライオンを抱きかかえながら夜道を行く女性の姿が動画撮影され、SNSで拡散されると多くの関心を集めた。動画には、女性に鷲掴みにされたライオンが唸り声をあげながら体を左右に揺らして暴れている様子が捉えられていた。

ライオンは地元で飼われているペットのようで、飼い主のもとを逃げ出して街を徘徊していたという。ライオンはまだ幼獣のようだが体は大型犬ほどもあり、地元住民や通行人を恐怖に陥れた。のちに通報を受けた警察官が駆けつける事態となったが、その前に飼い主の女性がライオンを見つけて捕まえたそうだ。

若い女性が猛獣を抱きかかえて夜道を歩いている通常ではあり得ない状況に、英メディア『The Mirror』は「奇妙な動画」と紹介しており、動画を見た人からはこのような声があがった。

「ムスリムの女性って強いんだね。」
「この子は普通の女の子なの? それともターザンなのかな?」
「もし、このライオンがこの女性にとって大切な人を虐殺するようなことがあったらどうするんだよ。」

クウェートを含むサウジアラビアアラブ首長国連邦などの中東では、ライオンチーターなどの大型の猫科動物を飼うことを富の象徴として誇示する富裕層が多い。しかしながらクウェートでは、肉食動物を含む野生動物の輸入と所持を禁止しているという。

画像は『The Mirror 2022年1月4日付「Woman casually catches lion and carries it down the street in odd clip」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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