ユトレヒトは18日、日本人MF前田直輝が左足下腿の骨折で数カ月の離脱になることを発表した。

今冬に名古屋グランパスからユトレヒトへレンタルで加入した前田は、16日に行われたエールディビジ第19節のアヤックス戦に先発デビュー。しかし8分、ルーズボールを奪い合った際にスライディングで対応したリサンドロ・マルティネスと交錯すると、このプレーで左足を負傷。その後の検査で、前述の診断結果が下された。

なお、クラブは離脱期間について数カ月と伝えたが、オランダメディアは全治4カ月の重傷と報じている。

デビュー戦で長期離脱となった前田は、クラブの公式サイトで以下のようにコメントしている。

「中盤でのデュエルで負傷退場することとなってしまった。僕はスタジアムからすぐにユトレヒトの大学病院に向かい検査を受けた結果、下腿の骨折が確認された。さらにAMC(アムステルダム・メディカルセンター)の外部専門医による検査では手術が必要と診断されました。今後は数カ月のリハビリが待っている。つまり、ユトレヒトでの初戦が僕にとって最後の試合になってしまった」

「ヨーロッパでプレーすることは僕にとって大きな夢で、ユトレヒトがチャンスを与えてくれて、その夢を叶えることができた。デビュー戦はユトレヒトに来たときから噂になっていたアヤックスとのホーム戦ということで、とても楽しみにしていました。残念ながらすぐにケガをしてしまい、その夢が壊れました。ただ、僕は夢をあきらめるつもりはありません」

名古屋グランパス、ユトレヒトと治療方針について話し合い、これからは治療に専念します」

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