「首都高で車が爆走」このフレーズを聞いたら、誰しもが良くないシチュエーションを想像するだろう。しかし、現在ネット上では「首都高で車が爆走する映像」に絶賛の声が続出している。
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■首都高を爆走する映像がやばい
話題となっているのはツイッターユーザー・しゃべる鳥さんのあるツイート。
投稿には1本の動画がアップされており、再生すると雨の首都高を走行する様子が確認できる。序盤こそ何の変哲もないが、追い越し車線へ移るにつれてどんどんと加速していく。次々と車を抜き去り、カーブでは若干ぐらつきが起きるほど爆速で首都高を走る光景はなんともヒヤヒヤさせられる。
しかし、この動画には意外な事実が隠されているのだ。
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■この映像、じつは…
動画がアップされた投稿には「最近のアセットコルサオンラインはマジでエグい」と一文が添えられている。そして、コメント内の『アセットコルサ』はレーシングゲームのこと指す。
つまり、先程のリアリティあふれる動画はゲームのプレイ映像だったというのだ。クオリティの高すぎる動画は「実写にしか見えない!」「言葉が出ないぐらいすごい….」「あっぶねぇなぁって思ってたらゲームでした」「これゲームだったんですか!?」と驚きと絶賛の声が続出。
そこで、動画の投稿者であるしゃべる鳥さんに話を伺ってみること、意外な舞台裏が明らかになった。
■このゲームの魅力は…
最近のアセットコルサオンラインはマジでエグい pic.twitter.com/OWgyB4E7MZ
— しゃべる鳥 (@misoshil7_jpn) January 17, 2022
しゃべる鳥さん曰く、「『アセットコルサ』は実写シミュレーション型のいわゆるレースゲームなのですが、 別のゲームと少し異なる点があり、有志の方が様々な車両・コースの3Dモデルを作成し、それらをゲーム上に登場し改造させる事が可能になっております」と、いわゆるMODを使えるのが魅力の一つなんだとか。
今回の動画でもMODが活用されているそうで「海外の方が作成した有志の『首都高MOD』を使用しており、走行している車両もそれぞれの作者が公開しているものになります」とのこと。
実写と区別がつかないほどリアルな映像であったが、最近ではプロ用シミュレータ練習&体験機として活用されるケースもあるそうで「先日のオートサロンでもこちらのソフトがベースとなり出展しているブースもありました」と、教えてくれた。
■クオリティの秘密は…
ちなみに、しゃべる鳥さんは写真・映像関係の仕事に携わっているという。
「海外の有志の方が『調整出来るプログラム(MOD名:SOL)』を作成しており、ゲームの空・太陽・反射・影の色、全体の色(レンズ)等々あらゆる色が個別に調整可能で、そのプログラムを使用して細かく調整しております」と、自身でも微調整を重ねて、このクオリティの映像に仕上げたようだ。
アセットコルサを実写レベルのグラフィックにさせる方法 pic.twitter.com/g43F38MJrT
— しゃべる鳥 (@misoshil7_jpn) November 3, 2021
最後にこのゲームについて「重力が無い事以外、映像のリアルさも含め車幅感覚も実写さながらに体験出来ます」と語るしゃべる鳥さん。実際にゲームをプレイしたらどのような感覚なのだろうか…気になるところだ。
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