とくにビジネスの場で目にすることが多い「適宜(てきぎ)」という言葉。「適当」「そのときの判断で」とその場に応じた適切な判断をしてほしいというときに使うが、中には読み方を間違えている人も…?


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■「てきせん」と間違えちゃった問題

それが、適宜を「適宣(てきせん)」と書いたり、読んだりしてしまった問題。ネット上では「今までてきせんって読んでた」「ずっとてきせんって読んでたから恥ずかしい」といった声がいくつも上がっており、間違いの定番だ。

SNSで「適宣」で検索してみると、おそらく適宜と間違えているだろうユーザーをちらほらと見かける。


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■全体の約2割が経験

そこで、Sirabee編集部が全国10〜60代の男女410名を対象に調査したところ、全体の19.0%が「適宜を『適宣・てきせん』と書いた、読んだことがある」と回答。およそ5人に1人が間違えていることになる。

適宜を「てきせん」と書いた・読んだ経験者の割合

男女別で比較すると、男性が18.8%、女性が19.3%と男女差はほとんどみられなかった。

■若い人ほど間違えている?

また、年代別で比較してみると…

適宜を「てきせん」と書いた・読んだ経験者の割合

10代が32.8%、20代が30.0%と若い年代で3割を超える結果になっている。


■こっそりチェックしてみよう

ぱっと見た印象は似ている「適宜」と「適宣」だけに、なかなか間違いに気づけないケースもあるだろう。

もしかして「適宣」と書いていないか、過去のメールなどをチェックしてみるといいかもしれない。

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(文/Sirabee 編集部・二宮 新一

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2021年11月5日~2021年11月9日
対象:全国10代~60代の男女410名 (有効回答数)

「適宜」って正しくは何と読む? じつは約2割の人が誤読していた…