女優の恒松祐里が主演する映画『きさらぎ駅』が、本年初夏に全国公開されることが決まった。恒松は映画初主演。

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 本作は、2004年1月8日行方不明となった、ハンドルネーム“はすみ”という女性が、匿名掲示板「2ちゃんねる」に実際に書き込んだ内容を元に制作された作品。

 2004年、“はすみ”と名乗る女性が、この世に存在しない「きさらぎ駅」という異世界駅にたどり着いた体験談を「2ちゃんねる」にリアルタイム実況しながら消息不明となった。心配する書き込みは後を絶たず、さまざまな考察も行われ、現代版「神隠し」と言われた。その後、ツイッターやYouTubeでも「きさらぎ駅」に関する投稿が相次ぎトレンド入りし、やがては台湾、香港など海外でも話題になった。

 昨年2021年も、アニメ、漫画など「きさらぎ駅」を舞台にした物語が登場し、再度、SNSでのトレンド入りとなり、十数年の時を経ても根強く関心が持たれている。

 本作の主人公で「きさらぎ駅」の謎に迫る大学生・堤春奈役を演じる恒松は、『凪待ち』(2019/白石和彌監督)でおおさかシネマフェスティバル2020にて新人女優賞を受賞後、『タイトル、拒絶』(2020/山田佳奈監督)や『全裸監督 season2』(2021/武正晴、後藤孝太郎監督)でヒロインを務めるなど、話題作への出演が続いている。

 恒松は「本作ではお客様を驚かせるための仕掛けが沢山用意されています!カメラマンさん音声さん俳優部みんなで息を合わせないと撮れないシーンが多く、今まで経験したことが無いくらいの一体感で撮影をしていました。ホラー映画が大好きな方も、いつもは怖くて見られない方にも楽しんで頂ける作品になっていると思います!」とコメントしている。

 映画『きさらぎ駅』は、初夏全国公開。

映画『きさらぎ駅』で主演を務める恒松祐里 (C)2022「きさらぎ駅」製作委員会