食に対する関心が高い中国では、日本の美食がネット上でたびたび話題となっている。中国メディアの百家号はこのほど、「神戸牛」について紹介する記事を掲載した。「神戸牛という世界最高の食材はなぜ美味しいのか」と問いかけている。

 中国でも神戸牛は松坂牛と並んで高い知名度を誇り、コロナ禍前は神戸牛を食べるためにわざわざ日本を訪れる中国人も少なくなかった。中国のネット上では、神戸牛がおいしいのは「牛にマッサージをしているから」、「ビールを飲ませているから」、「音楽を流しているから」などのうわさがあるそうだが、「これだけで美味しくなるなんて嘘だ」と記事は主張した。

 実際のところ、牛のストレスを軽減させるためにマッサージをしたり、高温多湿な夏に牛の食欲を増進させるためにビールを飲ませたりする畜産業者もいるようだが、すべての業者が行っていることではないようだ。

 ではなぜ神戸牛は世界トップクラスの牛肉と評価されるようになったのだろうか。記事は、神戸牛と認定されるためには、非常に高い基準に合致している必要があると指摘した。特に、霜降りの程度は重要で、年間3000頭程度しか神戸牛と認定されないので、希少性から値段が高くなると同時に「高い基準のおかげで高い品質を維持できる」と説明した。

 中国には世界的に有名な肉牛のブランドがないが、それはなぜだろうか。記事は、中国で飼育されている牛は黄牛(コウギュウ)が多く、赤身ばかりで脂肪が少ない肉なのであまりおいしくないと指摘した。また、中国国内では牛肉がそれほど流通していないことも関係しているという。中国では豚肉の消費量が圧倒的に多いからだろう。

 しかし、神戸牛などは中国の美食家に高い人気で、中国国内では偽物が出回っていたほどだ。コロナが収束すれば、また多くの中国人が神戸牛を味わうために日本を訪れることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国でも高い知名度を誇る神戸牛は「世界最高の食材」だ=中国報道