LINEは1月18日(火)、2021年下期における若年層の流行に関する調査を実施し、その結果について発表した。

 今回の調査は、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」にて実施されたもの。9月、12月の2回の調査と、行ってみたい話題の名所・スポットに関する調査を実施し、その結果が発表された。

 9月期1位には東京リベンジャーズ、12月期1位には鬼滅の刃がランクイン。特に「鬼滅の刃」は2020年12月以来の1位となっており、2021年12月より放送が開始した「遊郭編」によって再度大きく盛り上がりを見せた。

 また、作品自体の人気もさることながら、2020年12月に公開された劇場版 呪術廻戦 0​​​​』の影響もあり「呪術廻戦」は9月期、12月期に共通してランクインした。

 ゲーム関連では、ウマ娘 プリティダービー9月期6位、12月期7位と安定した人気を見せたほか、2021年11月に発売したリメイク作ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパールは、12月期6位、「ポケモン」が12月期5位となった。

 19〜22歳・男性の部門では「ポケモン」が1位、2位に同作が続いたうえ、そのほかの世代でも上位にランクインする結果となり、ダイパ」世代以外からも注目度が高かったことが伺える。

 また、Apex Legendsは9月期5位にランクイン。コロナ禍でも友人とゲーム内で集まり、ボイスチャットを用いてコミュニケーションを取れるというメタバース的側面や、実況プレイ動画の浸透などが若年層にも人気を博していると思われる。

 これから行きたいスポットの1位にはスーパー・ニンテンドー・ワールドが選ばれ、そのポップな世界観が、任天堂ファンのみならず多くの人に支持されていることがわかる結果となった。

 LINEが公開している「リサーチノート」では、音楽グループへの注目度などの観点もふくめて結果が公開されているので、こちらもあわせてチェックしてほしい。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


LINEリサーチ、若年層の流行に関する定点調査(2021年下期)

全国の15~24歳のLINEユーザー約4,500名に対するアンケート調査を実施
最新調査では「鬼滅の刃」が再び1位
複数のマンガ・アニメが10位以内にランクイン!


※本リリース内のグラフ画像につきましては、「プレスリリース素材ダウンロード」より、ご確認ください。

■調査サマリー

・2021年下半期は複数のマンガ・アニメが10位以内にランクイン!最新調査では「鬼滅の刃」が再び1位に
・「平成フラミンゴ」や「すとぷり」など、YouTubeで活躍中のグループが30位以内にランクイン
・男性は「ポケモン」、女性は「なにわ男子」が急上昇で上位にランクイン
・これから行きたいスポットは、1位「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」、2位「ジブリパーク

■2021年下半期は複数のマンガ・アニメが10位以内にランクイン!最新調査では「鬼滅の刃」が再び1位に

・2021年9月期と12月期を含めた下期の結果では、9月期1位に「東京リベンジャーズ」、12月期1位に「鬼滅の刃」がランクインした。また「呪術廻戦」は9月期も12月期もランクインしており、アニメやマンガのタイトルが下期の若年層トレンドとしては高い注目を集めていることがわかった。
・最新の12月期の結果では「鬼滅の刃」が1位となり、2020年12月期の調査での1位以来、再び1位となった。また2位に「なにわ男子」がランクインし、前回の33位から急上昇する結果となった。
・5位、6位には「ポケットモンスター/ポケモン」と「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール」がランクインした。
・「BTS」や「ウマ娘 プリティーダービー」などは、ここ最近の流行調査では常に10位以内に入っており、安定した人気がうかがえる。

■「平成フラミンゴ」や「すとぷり」など、YouTubeで活躍中のグループが30位以内にランクイン

・最新結果の11位以降は、前回10位以内に入っていた「Apex Legends」や「YouTube」、「新型コロナウイルス感染症」などがランクイン。
・19位には「平成フラミンゴ」が、30位には「すとぷり」といったYouTubeで活躍中のグループがランクインし、特に10代女性で人気の高い傾向となった。
・20位に「NiziU」や、29位に「ジョジョの奇妙な冒険」もランクインした。

■男性は「ポケモン」、女性は「なにわ男子」が急上昇で上位にランクイン

・男女別では「鬼滅の刃」が男女共通して上位となり、男性は23~24歳の割合がもっとも高く1位。女性は19~22歳、23~24歳の年齢で2位となった。
・男性では全体ランキングでも上位に入っていた「ポケットモンスター/ポケモン」や「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド/シャイニングパール」が、どの年齢層でも上位となっており、流行の様子がうかがえる。
・また「ウマ娘プリティーダービー」や「Apex Legends」などのゲームタイトルも引き続き男性10位以内にランクインする結果となった。
・女性ではすべての年齢層で「なにわ男子」が1位。高校生から大学生、社会人にあたる幅広い年齢層でランクインし、高い注目を集めたことがわかった。
・女性15~18歳、19~22歳の年齢層では「コムドット」がランクイン。15~18歳では10位に「平成フラミンゴ」が入っており、YouTuberの活躍も話題になっている様子がうかがえた。
・女性では「なにわ男子」「BTS」「Snow Man」「NiziU」などのミュージシャン、グループなども10位以内にランクインする結果となった。

■これから行きたいスポットは、1位「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」、2位「ジブリパーク」

・12月期の調査では、2019年以降にオープンした新しいスポットまたは2022年にオープン予定の最新スポットの中で、これからどこに行きたいかを聞いたところ、全体ランキングの1位から5位まではすべてテーマパーク関連の施設となった。
・1位は昨年3月にユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にオープンした「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」で、約5割となった。次いで今年の秋にオープンを予定している「ジブリパーク」がランクインする結果となった。
・男女別では「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」が、男女ともに1位にランクイン。
・男性は2位以降は僅差となっているが、2位にUSJのアトラクション「モンスターハンターワールド:アイスボーンXR WALK」がランクインした。割合としては男女同じくらいで共に注目が高いスポットであることがうかがえる。
・女性では1位「スーパー・ニンテンドー・ワールド™」、2位「ジブリパーク」が5割強でランクインし、僅差となった。
・「東京ディズニーリゾートトイ・ストーリーホテル」は男女ともに3位となっているが、女性は5割弱と高く、5位の「ディズニーフラッグシップ東京」とともにディズニー関連スポットも人気が高い傾向となった。
・なお、男性に比べると女性のほうが「特にない/わからない」の割合が低く、新名所や最旬スポットへの注目がより高い様子がうかがえる。


LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、四半期毎に本調査を実施してまいります。

【調査について】
2021年12月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2021年12月7日12月9日
有効回収数:4721サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1

2021年9月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2021年9月1日9月3日
有効回収数:4730サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1

1.2.3. 流行ランキング
・「最近流行っているコト・モノ・ヒト」について自由記述形式で聴取
・回答をコーディングしてランキング化。
※特になし/不明に該当する回答のみの対象は、分析対象から除外。

4.これから行ってみたいスポット
・2019年末以降に完成したもの、来年完成予定のものをピックアップして選択肢を作成
・選択肢形式で聴取

【「LINEリサーチ」について】
「LINEリサーチ」は、 企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、 スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。 約559万人のアクティブモニターのうち10~29歳が51%を占め*、 学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。 また、 従来型の調査パネルと異なり、 リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、 より一般的な意見を収集できます。 LINEのプッシュ通知で配信するため、 ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、 スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、 効果的に調査を実施することが可能です。
* 2021年10月時点

「LINE リサーチ」公式サイト:https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/

LINE リサーチノート「「鬼滅の刃」が再び1位に。2021年最新!若年流行調査」はこちら