群馬県太田市の中学校に勤務する56歳の男性教諭が無免許運転を繰り返したとして、懲戒免職処分を受けた。

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 この教諭は2014年、伊勢崎市内を自動車で走行中、スピード違反で運転免許停止処分となる。しかし、免停中にも運転を続け摘発され、免許取り消し処分を受けた。ところが運転を続けていた模様で、2021年11月に片方のライトが点灯しない状態にもかかわらず警察官に注意を受けた際、無免許であることが発覚し逮捕された。

 その後、市教育委員会の調査時に免許証の有効期限について、虚偽の申告をしていたことも発覚。事態を受けた群馬県教育委員会は教諭を17日付で懲戒免職処分とした。

 聞き取り調査に対して、教諭は「報告するタイミングを逸してしまい、無免許を言い出す勇気がなかった」「負の連鎖を断ち切ることができず、情けない」などと反省の弁を述べているのだという。県教育委員会は免許証を自己申告ではなく実物を見て確認するなどして、再発防止に努めていくと発表している。

 子どもに勉強はもちろん、道徳や社会のルールを教えていく存在の教師が、無免許運転を繰り返していたという事実に、「こういうやつって本当にいる。社会のルールを守らなくても平気なやつ。あり得ないね」「太田市はバスがそんなに走っていないので、移動手段が自動車しかない。こういう自動車への依存度が高い地域の人間はこういうことをしがち」などの指摘が上がる。

 また、「二度と教壇に立たせないようにするべきだ」「民間は免許証の現物検査なんて当たり前。管理体制が甘すぎる」「通勤で車を使う人の免許証、車検証、任意保険の種類確認は職場で行うもの。意識が低すぎる」と管理体制の甘さを問う声も出ていた。

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