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 決定的瞬間をとらえた写真はSNSに投稿されると世界中に拡散され注目を集めるが、中には命の危険を冒してまで果敢にトライする人もいる。

 カナダで、氷の張った川の上を横切ろうとした車が、薄い氷の部分で沈んでしまった。運転手の女性は、自らが沈む前に屋根にのぼった。

 その様子を見ていた地元住民は、これは大変だと、カヤックとロープを使って彼女を救出する準備をしていた。

 車がどんどん沈んでいく中、何を思ったのか女性は、スマホをかかげて自らの姿を自撮りしはじめたのだ。これには住民もびっくり。

 危機一髪のところで、女性は住民に助けられたが、駆け付けた警察はそうした危険な行為を止めるよう注意を促した。

【画像】 凍った川に落ちた車の上で自撮りする女性

 1月16日の午後4時半頃、カナダのオンタリオ州オタワで、凍ったリドー川の上を黄色の車が速度を上げて横切ろうとしていた。

 運転手の女性が、なぜ凍った川の上を走行しようと思ったのかは不明だが、車は川の薄い氷の部分を割り、徐々に水の中に沈んでいった。

 いち早く、車から離れなければ自身も凍った水の中へ沈んでしまうという状況の中、女性は車の屋根に上った。

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 そして、スマホを掲げて屋根の上で自撮りをし始めたのだ。その間も、車はゆっくりと沈んでいく。

 その様子を、岸から見ていた複数の住人が撮影した。全く危機感を持っていない女性に驚いたようだ。

地元の人々により救助される

 岸にいた住民は、一刻も早く女性を助けようと動いていた。カヤックにロープをつけて投げ、女性を助けることに成功。

 通報を受けた警察と救急隊員が到着する前に、女性は無事に岸へと辿り着くことできた。

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無事だった女性、その後危険運転の罪で起訴される

 幸いにも怪我がなかった女性は、到着した救急隊員の診察も拒否したという。

 オタワ警察によると、その後女性は自動車を危険に操作した罪で起訴されたそうだ。

 また、「この時期の川の氷は予測できない可能性があり、安全な氷というのはありません。」と同警察は注意を促している。

 この一連の動画がSNSに投稿されると、女性の行動に対して「信じられない。こんな状況で自撮り!?」「この女性…大丈夫か?」「駆け付けた救急隊員に費用を払うべきよ」「ちょっとこの女性ヤバくない?飲酒運転や薬物摂取とか警察調べたのかな」「保険会社、この映像見てどう思うだろうね」「救助を待つ身だからって、いくら何でも自撮りはないでしょ」などといった批判の声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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危険よりも記録。自分の車が凍った川に沈む瞬間、屋根に上って自撮りする女性