ウェブサイトを通じて、元夫の殺害を依頼した女が逮捕された。殺害依頼したウェブサイトが意外な人物によって作成さていたことで、話題となっている。『Daily Mail UK』など海外メディアが報じた。
■ヒットマンレンタルサイト
アメリカ・ミシガン州在住のウェンディ・ウェイン(52)は2020年7月に、「RentAHitman.com」というヒットマンをレンタルできるという触れ込みのサイトにアクセスした。
偽名を使用したウェインは、「元夫に2万ドル(220万円超)を盗まれた」と主張し、「私は刑務所に行きたくないので」と元夫の殺害を依頼したという。
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■サイト運営者が通報
しかしこのサイトは、実は現在IT技術者として働くボブ・イネスさんが、2005年に授業で作成したダミーサイトだったのだ。
イネスさんは即座に州警察に通報し、ウェインとの面会場所に捜査官が送り込まれることとなった。
■実名でサインが決め手
待ち合わせ場所に現れたウェインは、元夫の情報とともに着手金及び交通費として200ドル(2万円超)を支払い、成功報酬として5,000ドル(約57万円)を提示したという。
しかし、それまで使用していた偽名ではなく、実名で実行依頼書にサインしたため身元が割れ、その日中に逮捕となった。
■失敗から何かを学んで…
13日、ウェインに禁固7~20年の判決が下った。判決前、ウェインは深い後悔の念を見せ、当時自分の家族の相次ぐ死に苦しんでいたこと、「すべての責任は私にあります。私の失敗から何かを学んでもらえたら」と話したという。
イネスさんが作成したダミーサイトには、これまでヒットマンを探す10人超の依頼者が、コンタクトをとってきたそうだ。
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