生理現象のひとつでもある「しゃっくり」。電車の中や会議中などに突如始まってしまい恥ずかしい思いをした人もいるのでは。Sirabee編集部では、そんなしゃっくりについてある調査を実施してみた。
■約3割が「ひゃっくり」と言った経験あり
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女410名を対象に調査したところ、全体の30.2%が「『しゃっくり』を『ひゃっくり』と言ったことがある」と回答。
男女別ではほとんど差はなく、性年代別にみると10代女性が45.2%で最多となった。
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■正しくは「しゃっくり」
標準語として正しいのは「しゃっくり」。横隔膜のけいれんにより起こる現象で、肺のすぐ下に位置することから急に空気が吸い込まれた際に「ヒック」と音を繰り返し発してしまうメカニズムだ。
また医学用語では「吃逆反射(きつぎゃくはんしゃ)」とも呼ばれている。
そんなしゃっくりの呼び方について調べたところ、「ひゃっくり」と言っていたという人のほとんどが幼少期からで、大人になってから指摘されたという人もめずらしくないようだ。
■静岡出身の父譲り
編集部が話を聞いた30代女性のAさんは「子供の頃、言ってましたね。中学のときに友達と『しゃっくりだよ』『いや、ひゃっくりでしょ』、って軽く口論になった記憶があります笑」「母に聞いたら父が『ひゃっくり』と言っていたみたいでそのせいかも?」とも語る。
またAさんの父親は静岡出身だそうで、記者の周りにも静岡出身の友人がいたため、確認したところ「しゃっくりでもひゃっくりでも通じるよー」とのこと。
■「ひゃっくり」は方言という説
またなぜ「ひゃっくり」と呼ばれるようになったのか、ネット上では「『ひゃっくり』って方言なんだね、今知ったわ。辞書的には「しゃっくり」らしい!」「しゃっくりが衝撃的すぎてひゃっくり止まっちゃったよ笑」「方言みたいですね! よかった、ずっとひゃっくりだと思って生きてきてたから」などと、一部地域における方言という声もあり、「ひゃっくり」と言っても間違いではない。
また「福島の方言では『けっくり』とか『げくり』とか『げっくり』とか言うんらしい」とひゃっくり以外の情報もみられた。
■「し」「ひ」発音の混同とも
なお、一部のユーザーからは「母親世代ですと『し』と『ひ』の区別がつかず『ひゃっくり』と言うこともあります」と単なる発音の混同によるものとの見解もあるようだ。
全国各地の広範囲で使われていることから、しゃっくりを「ひゃっくり」と言ってしまっても大体は通じるということが分かったが、名称よりも突然始まってしまう“空気を読めない”現象についてどうにかしたいものだ…。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2021年11月5日~2021年11月9日
対象:全国10代~60代の男女410名 (有効回答数)
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