コパ・デル・レイ4回戦のビルバオvsバルセロナが20日に行われ、3-2でビルバオが勝利した。

3回戦で3部に所属するリナレスに逆転勝利したバルセロナは、12日にサウジアラビアで行われたスーペル・コパ準決勝のレアル・マドリー戦から先発を3人変更。延長拒否で招集外となったデンベレやF・デ・ヨング、L・デ・ヨングに替えてアブデ、ジュグラ、ペドリが起用された。

同じくサウジアラビアでのスーペル・コパに参戦したビルバオは、16日に行われた決勝のレアル・マドリー戦から先発を6人変更。イニャキ・ウィリアムズやベレンゲル、バレンシアガらに替えてラウールガルシア、ニコ・ウィリアムズユーリらを先発で起用した。

前大会の決勝戦と同一カードとなった一戦は、早い時間にスコアが動く。ビルバオは2分、ダニ・ガルシアのスルーパスでボックス右まで駆け上がったニコ・ウィリアムズ折り返しをボックス左で拾ったムニアインが角度のないところから技ありのシュートをゴール右に突き刺した。

先制を許したバルセロナは20分、敵陣で細かくパスをつなぐと、ボックス左でパスを受けたフェラン・トーレスカットインからコントロールショットでゴールネットを揺らした。

追いつかれたビルバオは、28分に右サイドでボールを受けたニコ・ウィリアムズがドリブルでボックス右から侵入しクロスを供給。これを走りこんだムニアインが頭で合わせたが、ボールはわずかに枠の上に外れた。

さらにビルバオは44分、ダニエウ・アウベスのパスミスをカットしたベスガがワンタッチでつなぐと、ボックス左のラウールガルシア折り返しからサンセトがダイレクトシュートを狙ったが、これはピケのスライディングブロックに阻まれた。

1-1で迎えた後半、バルセロナはアブデを下げてニコ・ゴンザレスを投入。対するビルバオは52分、プレー中に左ヒザを負傷したサンセトがプレー続行不可能となり、イニャキ・ウィリアムズが投入された。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。そんな中、ビルバオは86分に左サイドでFKを獲得すると、ムニアインが供給したクロスをゴールエリア右に抜け出したベレンゲルがヘディングシュート。これは相手GKが弾かれたが、こぼれ球を最後はイニゴ・マルティネスが泥臭く押し込んだ。

このまま延長戦突入かと思われたが、バルセロナは後半アディショナルタイムに追いつく。94分、左クロスのクリアボールに反応したダニエウ・アウベスがボックス右からオーバヘッドを狙うと、蹴り損なったボールをボックス中央に走りこんだペドリダイレクトシュート。これがゴール左に突き刺さった。

劇的弾で振り出しに戻った試合はそのまま延長戦に突入。延長前半も膠着状態が続いたが、ビルバオは延長前半終了間際に勝ち越しに成功する。104分、ニコ・ウィリアムズの右クロスがボックス内のジョルディ・アルバの手に当たると、VARの末にPKを獲得。これをムニアインがゴール左隅に決めた。

結局、これが決勝点となり、3-2でタイムアップ。ビルバオがバルセロナを下しラウンド16へ駒を進めた。

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