マイクロソフトのゲーミング部門の責任者であるフィルスペンサー氏は日本時間の1月21日(金)、『コール・オブ・デューティ』シリーズについて、今後もプレイステーション向けにもリリースしていく方針を明らかにした。

 日本時間の1月18日(火)夜、マイクロソフトは『コール・オブ・デューティ』シリーズをはじめハースストーンキャンディークラッシュなどのIPを抱えるアクティビジョン・ブリザード社の買収に合意したことを発表し、大きな話題を呼んだ。

 これにともない、これまでソニー・インタラクティブエンタテインメントと密接な関係にあった『コール・オブ・デューティ』シリーズが買収によってどのような影響を受けるのか、という点に注目が集まっていた。

(画像は『コール・オブ・デューティ』ポータルサイトより)

 フィルスペンサー氏の発言によれば、同氏はソニーの首脳陣と話し合い、ソニーアクティビジョン・ブリザードとの既存の契約は、そのすべてを尊重する意向を表明。くわえて、プレイステーションに向けた『コール・オブ・デューティ』シリーズの展開を維持することを望んでいる、と伝えたという。

 そのうえで、ソニーがゲーム業界における重要な位置を占めていることを改めて強調し、関係性を大切にしていきたい、という意志を明らかにした。

 なお記事執筆時点では、クラッシュ・バンディクーオーバーウォッチディアブロなど、『コール・オブ・デューティ』シリーズ以外のマルチプラットフォームタイトルに関するコメントは発表されていない。マイクロソフトアクティビジョン・ブリザードの今後の動向を注視していきたい。

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