中国では持ち家がないと結婚できないという伝統的な考え方がある。不動産価格が高騰したがゆえに重いローンを抱える夫婦がいたり、結婚を諦める男性がいたりすると言われる。そのためか、中国メディアの捜狐は16日、日本も不動産価格が高騰しているとし、「家が買えない日本人はかわいそうだ」と伝える記事を掲載した。

 記事はまず、日本では首都圏で不動産価格が高騰していると伝えた。2021年首都圏で販売された新築マンションは、これまでになく価格が高騰した。10月には、一都三県の平均価格が6750万円となり、バブル期1990年を超えて10月としては過去最高となったと紹介した。

 そのため、日本人の平均年収は伸びていないのに、この住宅価格では若者は家が買えないと気の毒そうに伝えた。だから日本では、40歳を過ぎてからようやく住宅の購入を考え始めるほどで、新婚でも賃貸物件に住まなければならないとした。

 大抵の日本人にとって、家庭を持つのに住宅の購入が必要不可欠というわけではないが、日本人が家の購入に前向きでない理由について、記事は「ローンを背負うことを嫌うため」、「投資対象にならないため」、持ち家があると「税金が発生するから」だと分析し、これは国の将来にも本人たちにも良くない傾向だと問題視した。

 中国では家を買えない若者が、結婚も出産もあきらめて現状維持に甘んじるケースが増えており、中国政府も対策に乗り出している。最近では不動産熱を抑える政策を打ち出したため、今度は不動産市況が悪化したとも言われている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

平均年収が伸びないのに不動産が高騰「日本人はかわいそうだ」=中国